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スグリは信じられないと言った顔で目を見開いていた。
「な...なんで？
テラパゴスさえ、ゼロの秘宝さえあれば...
強くなれるんじゃないの？Aにかてるんじゃないの？」
まだそんなことを言っているスグリに歩み寄ったのはハルトだった。つかつかとスグリに歩み寄ると、拳を握りしめてそのままスグリの鎖骨のすぐ下くらいを思いっきり殴る。
ガスンといい音がした。
『...ハルト！暴力は良くないよ！』
「確かに伝説って言われてるポケモンは強いよ。
けど、伝説だけじゃ勝てねえし、Aはそんなに弱くない。伝説使って勝てるなら俺だっていくつか持ってる。スグリくんにそれで挑めば俺はチャンピオンになれてたことになる。
んなわけねぇだろ。いい加減目覚ませよ。
いつまでAに幻想抱いてんだよ。
いつまでアイツのこと主人公にさせとく気だよ！
ひとりぼっちが寂しいの、スグリくんが一番よくわかってんだろ！！」
私の方を指差したハルトがそんなことを叫んだ。
スグリはまだ納得できていないのか、俯いていた。
ハルトはそんなスグリに愛想をつかしたのかもう一度ドン、とスグリに拳を打ちつけて舌打ちをした。
そんな空気の中で1人だけ通常運転のブライア先生が、
テラパゴスの力の根源について話し始めた。
「そうかテラパゴスはテラスタルエネルギーそのもの。
スグリくん！今すぐテラパゴスをテラスタルしたまえ！
テラスタルオーブのエネルギーに呼応して、
秘宝は秘宝たる輝きを発するだろう！」
「テラスタル...わかった」
テラパゴスをテラスタルすると、幻想的な輝きが周囲を埋め尽くした。これが...ゼロの秘宝...
「やはりバイオレットブックは正しかった！
テラパゴスが完全に目覚めた姿！これこそがゼロの秘宝！」
『せ！先生危ないから下がって！！』
エネルギーの大きさで体が振動する。
なんだか妙に暑い気もする。風で身体が持っていかれそうになるのをなんとか堪えた。
「な、なぁ...なんかヤバそうだぞ」
ハルトがそう呟いた瞬間だった。
光源が矢の如く一瞬でこちら側に飛んでくるのが見えた。
「うわっ...」
『スグリ！危ない！！！』
咄嗟に投げたボールから飛び出したミライドンが
体を挺してスグリを守ってくれた。
ミライドンはこちらに視線を送ると一つ頷いてくれる。
私もそれに呼応するかのように頷いた。
『危なかった...ミライドンありがとう』
「アギャッス」
ドォン、と言うでかい音と共に地割れがする。
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きゅんた(プロフ) - きっしーさん» 前半から見ていただいてありがとうございます(^^)♡また次回作もよろしくお願いします(^^)♡ (1月27日 0時) (
レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - 夏芽さん» 読んでいただきありがとうございます！キビキビパニックめちゃくちゃご要望多いです...！どう考えてもペパーとスグリとハルトの三つ巴戦争になりそうなのですが(笑)一回書いてみてお見せできそうなら公開しますね(^^) (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きっしー - この作品とても良かったです！前半から見ていてずっと好きでした！ありがとうございました！ (1月24日 19時) (レス) @page39 id: 85d256f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏芽(プロフ) - 番外編のキビキビパニックも是非！！ (1月22日 6時) (レス) @page39 id: 9ebd3fee2d (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - ルナさん» ヒロアカいいですね！実は10年くらい開設しているサイトなんですけど、マイボードの方にURL載せておいたのでそこからご覧になってみてください！ヒロアカ実は書いてたりするので。こちらのサイトでも何か思いついたら連載しますね！ (1月21日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅんた | 作成日時：2023年12月11日 18時
