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ま、まぁスグリが欲しがってたからね。
私もハルトも伝説や準伝説は何匹も持っているから
今回は捕獲に興味がなかったし。
パルデアに置いても私たち双子かネモちゃんくらいしか捕獲できる人員もいないから、"見つけたやつが捕まえる"がルールだ。
そう考えるとスグリのテラパゴスっていうのが順当だろう。
「すばらしいよスグリくん!マスターボールを所持しているとは用意がいいね!
これでいつでもテラパゴスを研究できるが、
今ここでテラパゴスの力、見せてもらうことは可能だろうか?」
こ、この先生ブレないなぁ。
まあ全然いいんだけど、ね。研究者ってのはどこもこうらしいし。若干苦笑した私と、ドン引きしてるハルトが滑稽で笑える。
「このせんせー、ガチでヤバい人に見えてきた」
『ハルト...失礼でしょ』
「A」
『は!はい!なに?スグリ』
2人でこそこそ話してたら後ろから声をかけられる。
案外すぐ近くにスグリがいてこちらを見ている瞳にはハイライトが伴っていない。この瞳を見るたびに悲しい気持ちにさせられる。
「俺も試したくて仕方ないんだ。
準備できたら始めようよ、バトル。」
『ばとる...あ、戦うのか...』
「バトルとなるとAくんしかいないだろう!」
ブライア先生の謎の太鼓判をもらい私はモンスターボールを取り出した。静かな闘志を燃やした瞳がこちらをみていた。
まるで勝利に飢えた戦士だ。
バトルをする分には全然構わない。
私の意識はみんなとは違うところにあるのだ。
『(さっき目覚めた、それこそ赤ちゃんみたいなポケモンをバトルの場に出すのって大丈夫なのだろうか)』
そう、テラパゴスのことだった。
急に呼び起こされてマスターボールに入れられて、
即バトルってどうなんだろう。
ちらり、とハルトを見るとハルトも同じことを思っているらしく手を上げて首を横に振っていた。ああ、見捨てられてしまった...。
『(やるしかないのかなあ)』
できれば優しい方法で、しっかり倒してあげよう。
『準備できたよ』
「じゃあ、始めようか」
▼ ポケモントレーナーの スグリが
勝負を しかけてきた!
ーーー...
ーー
▼ ポケモントレーナーの スグリとの
勝負に 勝った!
『あ...あれ。思ったよりも手応えがなかった。』
案外すぐに倒せてしまって肩透かしを喰らった気分になる。
テラパゴスってこんなものなのだろうか?
最初の一手は相性を歪められたがその後のダメージは
悉く入っていた。
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きゅんた(プロフ) - きっしーさん» 前半から見ていただいてありがとうございます(^^)♡また次回作もよろしくお願いします(^^)♡ (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - 夏芽さん» 読んでいただきありがとうございます!キビキビパニックめちゃくちゃご要望多いです...!どう考えてもペパーとスグリとハルトの三つ巴戦争になりそうなのですが(笑)一回書いてみてお見せできそうなら公開しますね(^^) (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きっしー - この作品とても良かったです!前半から見ていてずっと好きでした!ありがとうございました! (1月24日 19時) (レス) @page39 id: 85d256f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏芽(プロフ) - 番外編のキビキビパニックも是非!! (1月22日 6時) (レス) @page39 id: 9ebd3fee2d (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - ルナさん» ヒロアカいいですね!実は10年くらい開設しているサイトなんですけど、マイボードの方にURL載せておいたのでそこからご覧になってみてください!ヒロアカ実は書いてたりするので。こちらのサイトでも何か思いついたら連載しますね! (1月21日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゅんた | 作成日時:2023年12月11日 18時