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とりあえず降りてみようとブライア先生が息巻くので
私たちはそれに従う事にした。


どんどんと降りていくエレベーター。


ブライア先生は胸の内を隠せないようでワクワクした声音で
話している。


「ああ、なんてすごい!どんどん下へ降りているね!」

「......そりゃエレベーターですから。

結構スピードあんのね浮遊感あるわー」


まさかまたこちらに戻ってくるとは思わなかったな。
ハルトは呑気に頭で腕を組んでエレベーターが止まるのを待っている。


スグリが何かを考え込むかのような素振りをして
こちらに向き直った。


「あの、さ!ロック解除したあのパネル
エレベーターの行き先がどうとか言ってなかった?」

「あー、なんだっけ。ゼロの大空洞。前はそんなんじゃなかったよな?A。」

『んー...前は大きな空間ってだけで、空洞とかそんな感じではなかったから...』


私たちは頭を捻った。
ブライア先生がパチン、と手を叩いて意識を自分に向ける。


「ゼロラボ内のエレベーターは一基だけ。
今乗っているものが該当するだろうね。」

「えーっとつまり...?」

「ふふふ...私たちは一体どこへ向かっているのだろうね?」

『へ?』


いやいや、ヤバすぎるこの先生!イカれてんのか!
そのお手持ちのヘザーの手記とやらには書いてないんですか!


...とは言えないのが悲しいかな私の性なのである。


お気楽が3名、常識人が2名のパーティーだ。過半数で諦めなければならないなと私は今後迫り来る何物にも対応しようと腹を括ったのだった。






辿り着いた先は、特にエリアゼロとは変わらない風景の洞窟だった。


「おお...おおおおおおお!!」


子供のようにはしゃぐブライア先生に若干苦笑しつつ
私はそこら辺をキョロキョロし出す。


そこには洞窟には似つかわしくない人工物...机やレポートが散乱していた。


『ハルト、これって』

「ああ、フトゥー博士のレポートだ。」

「なんだって!!」


さっきまではしゃいでいたブライア先生が猛スピードでこちらにやってくる。


レポートにはこう書かれていた。


ーー エリアゼロよりさらに下層には巨大な空洞が存在しておりその最深部にはテラパゴス...ゼロの秘宝が眠っている。
その体は結晶体となり外的から身を守っている。目覚めるには少し時間が必要そうだ。


やはり伝説は存在した。
テラパゴスが、ゼロの秘宝。
隠された伝説のポケモン...そうに違いない確かな情報だ。

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設定タグ:スグリ , ポケモンsv , pkmn   
作品ジャンル:恋愛
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きゅんた(プロフ) - きっしーさん» 前半から見ていただいてありがとうございます(^^)♡また次回作もよろしくお願いします(^^)♡ (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - 夏芽さん» 読んでいただきありがとうございます!キビキビパニックめちゃくちゃご要望多いです...!どう考えてもペパーとスグリとハルトの三つ巴戦争になりそうなのですが(笑)一回書いてみてお見せできそうなら公開しますね(^^) (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きっしー - この作品とても良かったです!前半から見ていてずっと好きでした!ありがとうございました! (1月24日 19時) (レス) @page39 id: 85d256f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏芽(プロフ) - 番外編のキビキビパニックも是非!! (1月22日 6時) (レス) @page39 id: 9ebd3fee2d (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - ルナさん» ヒロアカいいですね!実は10年くらい開設しているサイトなんですけど、マイボードの方にURL載せておいたのでそこからご覧になってみてください!ヒロアカ実は書いてたりするので。こちらのサイトでも何か思いついたら連載しますね! (1月21日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゅんた | 作成日時:2023年12月11日 18時

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