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「こっちの赤いのがコライドン、Aの方の紫のがミライドン」
『ライドポケモンなんだけどね、この子達もここから来たの。私たちはあんまりバトルで使わないけど結構強いよ。』
二匹を撫でてあげると嬉しそうに目を細めるミラコラ。
ブライア先生はうっとりした目で此方を見ていた。
「そうか、君たちがエリアゼロで見つかったと言われている
ポケモンだね!
この子達もとても気になるが...今回の調査で確かめたいのは
エリアゼロの最深部...そのさらに奥なんだ!」
エリアゼロの最深部...ブルーベリー学園でも聞いたワードだがフトゥー博士がいたあそこじゃないのかな?
あれ以上先があるとは思えないけれど。
「ねーせんせー、さっきも言ったけどゼロラボより下はねぇと思うよ?俺ら行ったことあるもん。」
「ヘザーの手記によると彼は最深部からさらに下へ落ちた。と書いてある。」
うぅん...?よくわからないな。
下のさらに下ってことなのだろうか。
『言語って難しい』
「...ただ、そこへの道筋も行き方も全く覚えてないと記されている。ヘザーを信じるならきっとエリアゼロのさらに下に
知られざる空間があるはず。
取り急ぎは最深部...ゼロラボとやらに向かおう
Aくん、ハルトくん。先導を頼んだよ」
『先導っていっても...』
「あー、俺らいつも落ちてるんだよ。ミラコラで。」
「えっ、落ち...はぁ?あんた達バカじゃないの!?」
「そう言われても、それが一番近いんだよなあ結局」
ハルトはコライドンをポンポンと叩いて、
なー?と語りかけている。
「ま、一回やってみたら慣れるっしょ。俺ブライア先生とゼイユをコライドンに乗せるからAはスグリくんお願い。」
『ん?なにそのチーム分け。』
「いや、どうせなら美女に囲まれたいじゃん。」
そ、そうだった。ハルトはこう言うやつだった。
まるで当たり前かのように首を傾けるハルトにため息をひとつこぼして、まあ、いいけど...と力のない返事を返した。
早速ミライドンに跨ってスグリを見つめた。
『スグリ、ここの後ろに跨って私の腰に手回してほしい』
「あ...うんわかった」
手を貸してあげてスグリを後ろに乗せた。
結構しっかり目に腰に回った手を見てその密着度にどきっと胸が鳴った。
ハルトめ、計ったな。
私とスグリをペアにしたのは絶対に計画的だ。
隣のハルトを恨めしく見ても、彼はブライア先生とゼイユにご満悦でこちらの様子など気にするそぶりもなかったが。
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きゅんた(プロフ) - きっしーさん» 前半から見ていただいてありがとうございます(^^)♡また次回作もよろしくお願いします(^^)♡ (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - 夏芽さん» 読んでいただきありがとうございます!キビキビパニックめちゃくちゃご要望多いです...!どう考えてもペパーとスグリとハルトの三つ巴戦争になりそうなのですが(笑)一回書いてみてお見せできそうなら公開しますね(^^) (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きっしー - この作品とても良かったです!前半から見ていてずっと好きでした!ありがとうございました! (1月24日 19時) (レス) @page39 id: 85d256f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏芽(プロフ) - 番外編のキビキビパニックも是非!! (1月22日 6時) (レス) @page39 id: 9ebd3fee2d (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - ルナさん» ヒロアカいいですね!実は10年くらい開設しているサイトなんですけど、マイボードの方にURL載せておいたのでそこからご覧になってみてください!ヒロアカ実は書いてたりするので。こちらのサイトでも何か思いついたら連載しますね! (1月21日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゅんた | 作成日時:2023年12月11日 18時