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Story12 ページ12

【Side夜】

そんなこんなで陽の誕生日。
陽の誕生日だから12人全員をオフにしたかったと黒月さんは言っていたが仕事は仕事だ。
数日前陽と新はW主演ということで抜擢。
それの顔合わせからの打ち合わせらしい。
帰ってくるのは7時頃だという。
まぁ遅くはないから大丈夫だと思いケーキを作り始める。
葵と一緒に。
料理好きな俺たちは、誰かの誕生日の時にはこうして一緒にケーキを作ったりメイン料理を作ったり。
料理をしているときが一番落ち着く。
「あ、夜。誕生日プレゼント買えた?」
いきなりの質問に包丁を床に落としてしまった。
よかった、葵のいるほうじゃなくて。
じゃなくて。
「そんなに動揺しなくても」
クスクスと笑われてしまった。
「か、買えたよ」
何を買ったのと言わんばかりの目。
説明するのも恥ずかしい。
「ネックレスにしたの」
「へぇなんだか意外。オシャレ系以外だと思ってた。もしかして夜が今日着けてるやつもそのとき買ったの?夜がアクセサリー着けてるの珍しいから」
「実はそうなんだ。と言っても俺が興味を持ったから陽にもって思って買ったの」
服の内側に隠れたそれを葵に見せたら綺麗と感嘆の声を漏らした。
「陽、喜んでくれたらいいね」
「うん、そうだね」
本当に一心に思った。
喜んでくれることだけが一番安心できて俺も嬉しいから。
あとは世間話だったり仕事の話だったり大学の話をしながら料理をした。
時間はあっという間だった。
帰ってくるのが楽しみで楽しみで。
涙に夜、楽しそうだねと言われたぐらいだ。
他のメンバーにも気づかれているだろう俺のこのテンションの上がりよう。
隼さんはソファーに座って優雅にお茶会を開いていた。
そして俺のほうを見てニコニコし始めた。
…隼さん、そのニコニコはなんですか。
とても問いただしたかった。

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杏華(プロフ) - 琴音さん» ありがとうございます!もっと夜を可愛くしていきたいです!これからもぜひ読んでください! (2016年10月14日 22時) (レス) id: 989c824f60 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 占ツクで陽夜初めてみました!夜さん可愛すぎです!これからも更新頑張って下さい!楽しみにしてます(*^O^*) (2016年10月14日 1時) (レス) id: 5904f20713 (このIDを非表示/違反報告)
杏華(プロフ) - おむらーすさん» ありがとうございます!ちょうど今テスト期間で・・・。テストが終わり次第、更新を開始しますので、よかったらご覧ください!もしかしたら陽夜と並行して新葵も書くかもしれないので、そのときはぜひ読んでいただけると嬉しいです! (2016年10月10日 20時) (レス) id: 989c824f60 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 陽夜…いいですよね!!!私は新葵推しです!!!!!!!← これからも更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2016年10月9日 15時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏華 | 作成日時:2016年9月24日 15時

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