ぱくじにょんのトリセツ

その1 ページ2

「せぎょんww恋愛してない歴＝年齢の私にラブレター？愛の手紙？ww ないないないない。」


そう言いながらも、自分の机の上に置かれた手紙を覗き込んで



ちょっとだけ、、


ドキドキする。




「でも結構分厚いよ？？」


花のJK生活も2年目。

新学期を迎えてウキウキしているこの季節。




いや。、



さすがに、ね？


ないよ。

「開いて、、みる、、、？」


「うん。そうしな…」



おそるおそる手紙に手をかける


まるで爆弾に触るみたいに、


うっすら目を開けて。



ドキドキドキドキ




ガタッ


「わ！びっくりした、、、」


物が落ちる音がして、
緊張してた私にはこんな小さいものも爆弾のように思える、



なんだじにょんくんか。


新学期が始まってこのクラスの学級委員になったじにょんくん。


どうやら黒板の掃除に使う、クリーナーを落としてしまったみたいだ。


それを掃除にし出て行っちゃったけど、、


しっかりもので有名なのに、


珍しいな。


「なによ、オーバーリアクションだな！はやく！さっさとあけて！」


せっかちだなあセギョンは、、




「それっ。」



。


。



。



「え…なに…？これ」


開いた口が塞がらさないってこういうこと。



今日は部活の朝練習が終わるのがはやくて、幸い教室には、セギョンしかいないし、恥ずかしいとかそういう感情はないけど。




謎。


怖い。



だって、、


ぱくじにょんくんのトリセツなんて、


ジニョンくんの幼馴染のジャクソンくん？？


いやいや、こんな細かい作業奴には←


じゃあ

誰が書くのよ！！！！！



「落ち着け…落ち着けA。」


「なんだこれwwwwwwまあじにょんくんああみえてもてるし、天からの贈り物だと思ってありがたく受け取っとけば？ラブレターじゃなかったかあつまんないのー」


自分の席に行ってスマホをいじり始めたセギョン。




ったくセギョンは！！


他人事すぎるよ泣





分厚い便箋から取り出した1枚目。


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ぱくじにょんの取扱説明書


その1・おはようと声をかけてあげましょう

喜びます。



ーーーーーーーーー

いやいやまって！？！？？？


話したことないし！


確かにかっこいいとは思うけど！！！




黒板クリーナーの掃除が終わったのか入ってきたじにょんくんを目で追う。




これは…



どうするべきなの…。

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