お酒の力/ヒスイ ページ10
「えー、今日は皆様お疲れ様でした!」
「「「「カンパーイ!!」」」」
軽い挨拶が終わり、打ち上げが始まった。
今日は歌い手コラボのライブで、主催者と親交のあった私も出演者として呼んでもらったのだ。
志「お、星結ちゃんみっけ!」
セ「ほんまや。お疲れー」
始まってすぐに、志麻さんとセンラに声をかけられた。
『志麻さんお疲れです。…あとセンラも』
セ「俺はついでか!」
浦島坂田船に何度か曲を提供したことがあって、メンバーとは仲がいいと言えるまでになった。
『あれ、他の二人は?』
他とはうらたさんとさかたんのことで、さっき見かけたからあの二人もここにいると思うけど…
志「あー今は別のこと行ってる。後でこっちに来ると思うけど」
『そうですか』
確かにずっと4人で行動する訳もないか、と納得して、後で会いに行こうと決めた。
セ「よっしゃ、とりあえず飲もーや!星結何飲むん?」
センラに言われて私は指を差した。
『私あれ飲みたい』
セ「へぇ、星結ワイン好きなん?意外」
『うん。前にくろちゃんがくれて、飲んだら』
志「ふーん…あ、ちょっと俺他のとこ行ってくるわ」
『えっ、志麻さん!?』
まだ何も話してないのに、急に志麻さんが立ち上がってあっという間に行ってしまった。
セ「まーしぃ空気読んでくれたんかな…(ボソ)」
『?』
センラが何か言った気がしたけど、首をふられた。
セ「何でもない。こっちの話」
じゃあ飲もうと促すセンラに私はぎこちなさを感じつつも頷いた。
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作者名:参加者一同 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seyu/
作成日時:2018年9月29日 11時