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「うん、ちょー…、仲良いよ」
グラスに唇を当てたまま、Aはそう言う。
声で分かるよ、お前が照れてること。
お前が嬉しいって思ってること。
Aは分かるかな、今日の酒には嫉妬が含まれてるってこと。
「あっはは、望めっちゃ固まってるやん!w」
『ぃや、だって…、Aさんがそう言ってくれると思わんくて…』
大きな可愛らしい耳を真っ赤に染める望。
「照れすぎやw」
なんて、何ともないフリをして笑うけど
何も笑えないのが本音
…いつの間にそんな距離縮んだのかよ。
俺は2人が自己紹介をして、Aは全然望に興味がないって所で止まってた。
それが今はどうだ、Aも……
…おい、何でそんな優しい顔して望のこと見てんねん
俺には、そんな顔向けたことないやんか
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「淳太」
「あ、ん?」
「もう1杯、同じのもらっていい?」
「もちろん」
「もうさ、淳太のお酒飲んでから市販のお酒飲めなくなっちゃったw」
……お前は俺の感情を遊ばせるのがこの世で1番上手いと思うよ
お前の心は…少しでも他の色に染まってるのかもしれない
だったら、お前の舌くらい俺に染まってよ
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「ありがと、一生飲ましてやるわw」
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作者名:ash | 作成日時:2019年3月7日 23時