検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:142,074 hit

49 ページ50

.




junta▷▷





「うん、ちょー…、仲良いよ」





グラスに唇を当てたまま、Aはそう言う。

声で分かるよ、お前が照れてること。

お前が嬉しいって思ってること。



Aは分かるかな、今日の酒には嫉妬が含まれてるってこと。




「あっはは、望めっちゃ固まってるやん!w」

『ぃや、だって…、Aさんがそう言ってくれると思わんくて…』





大きな可愛らしい耳を真っ赤に染める望。





「照れすぎやw」





なんて、何ともないフリをして笑うけど
何も笑えないのが本音



…いつの間にそんな距離縮んだのかよ。

俺は2人が自己紹介をして、Aは全然望に興味がないって所で止まってた。




それが今はどうだ、Aも……




…おい、何でそんな優しい顔して望のこと見てんねん

俺には、そんな顔向けたことないやんか





.





「淳太」

「あ、ん?」

「もう1杯、同じのもらっていい?」

「もちろん」

「もうさ、淳太のお酒飲んでから市販のお酒飲めなくなっちゃったw」





……お前は俺の感情を遊ばせるのがこの世で1番上手いと思うよ



お前の心は…少しでも他の色に染まってるのかもしれない



だったら、お前の舌くらい俺に染まってよ






.






「ありがと、一生飲ましてやるわw」






.







.

この小説の続きへ→←48



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (118 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
475人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ash | 作成日時:2019年3月7日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。