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疲れて家に帰ると、ご飯を作らなきゃいけないことに気付いて萎えた。
とりあえずお風呂に入ろうと服を脱いで、そこでシャンプーを切らしていたことに気づく。
...最悪。
ここからコンビニまではバス乗らなきゃいけないし、そんなことする体力は残ってない。
...勝利だ。あいつのおうち行こう。
あそこだったら徒歩で5、6分で着く。
A:シャンプー切らしてるので家行ってもいい?
勝利だったら私の家に突撃アポなし訪問してくるけど、私はまあ親しき仲にも礼儀ありってことでちゃんとLINEする。
ビールを飲んでテレビを見ているとすぐに返信が来た。
しょうり:いいよー
しょうり:あ、でも俺今友達と飲みに来ててさ
しょうり:裏口分かるよね?カギがポストに入ってるからそっから入って
まさかの留守中だった。申し訳ないとは思いつつ、うちのシャンプーは節約術という方法をとってしても、もう水で薄まってほぼ水になっているので、
そんなシャンプーで洗った髪で明日学校に行く訳には行かない。
ダウンを着て鍵とスマホだけ持って家を出た。
外は寒くて、雨が降っていた。
そこまで強い雨でもないからフードで凌ぐ。
今日の夜は雪の予報だった。
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作者名:みよ | 作成日時:2019年2月3日 14時