恋する乙女は美しい ページ22
まさか
ホシくんとの会話を聞かれてた？
どこかで見られてた？
焦って上手く言葉が出ない
「…あの……どうして、そう思うんですか？」
『だって
明らかに違うもん』
「へ？」
『自分で気づいてないの？鏡見てごらん』
「何…ですか？」
鏡を見ても、気の強そうなメイクに変わった私が映っているだけ
特に驚くような変化は…
『なんでわかんないかなぁ。どう見ても美しさが増してるじゃん！』
「へ」
『数分の間にこんなに美しくなるなんて』
『何があったのか教えなさい！』
「え…あ、や…」
美しさが増す…？
そんな
「メイクのおかげだと思いますよ」
『いーや違うね。あたしにはわかる』
『私もわかります！』
『表情が明るくなったのもそうだけど、肌艶が良いっていうか』
『化粧ノリがより一層良くなりましたよね！』
「……」
それが本当だとしたら、恋というものの影響はすごい
ホシくんがすごいのかな
『そろそろ撮影始めます』
『えー
まだ尋問の途中なのに』
「尋問だったんですか…」
『この美しさがMVに残るなんて最高ですね』
『後で詳しく話聞くからね！覚悟しなさい！』
オンニの叫びを聞いて、怯えながらスタジオに向かう
ホシくんと両想いになったって
話しても良いのかな
「…
両想い、か」
なんだかくすぐったい
幸せな気分
『Aオンニ〜』
「お待たせ、ヘジョンちゃん」
歩くとふわふわ揺れるフィッシュテールのドレスがよく似合ってる
『今日もセクシーですね！オンニ』
「綺麗なドレスだけど、スリット深いし落ち着かないよ」
『似合うから良いじゃないですか〜ふふ』
「ありがとう。
ヘジョンちゃん、なんだかいつも以上に可愛いね。キラキラしてる」
『え？ほんとですか？』
見た目も もちろん可愛いけど
心がうきうき弾んでるように見える
「何か良いことあった？」
『あ…
はい。実は』
嬉しそうに頬を緩ませる
『さっき、ドギョムさんが “ドレス姿も素敵ですね”って褒めてくれたんです。それがすごくすごく嬉しくて』
その表情はまさに恋する乙女
あれ？
もしかして
「ヘジョンちゃんって」
『はい』
「ドギョムくんのことが
好き…なの？」
驚いたように目を丸くした後
またすぐ柔らかい笑顔を浮かべた
『はい、好きです』
「わぁ…そうだったんだ。
全然気がつかなかった」
『一緒に練習するうちに、自然と。
いつも明るく前向きな姿が格好良くて』
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ゆう(プロフ) - 大好きなお話です！主人公ちゃん幸せになってほしい！無理なく更新頑張ってください、楽しみにしています^_^ (2019年11月14日 18時) (
レス) id: d947a4b4d3 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - お話本当に好きです。主人公ちゃんの頑張りに胸を打たれます。正直者は報われる。幸せになれる。そんな未来を夢みます。 (2019年10月31日 20時) (レス) id: 4f0e5db1b8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - もう！練習一生懸命やらないメンバーには心底腹が立ちますね！天罰をお願いしますね、作者様 (2019年5月6日 19時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 楓彩さん» そんなそんな、まだまだですよ。そう言って頂けて光栄です(o^^o)この先もほっこりキュンキュン出来るように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はるちゃまさん» そんな風に言って頂けて嬉しいです(;_;)低評価はそんなに気にしていないので大丈夫ですよ！元々自己満小説なので(笑)はるちゃまさんのように言ってくださる方がいるだけで頑張れます！本当にありがとうございます^o^ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2018年11月25日 19時
