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伏黒「A…?あいつ確かにあの嬢ちゃんのことAって…。」






一旦厨房の方へに入った俺は思考を回転させる。




いや、名前が同じだけで反応しちゃ駄目だ。





他をもっと探せば同姓同名の奴らが
ちらほら出てくるに決まってる。





ましてや犯人がどこにいるかも分からないのに。





伏黒「…さっきの人、俺を探るように
笑ってた。…なんだっんだよ今の。」





あの青い眼を見た時、引き込まれるかと思った。



俺の何かに気づいて、その何かを探るかのように
俺の目を真っ直ぐに見て、笑う。




(最近の兄さん達は怖いわ。
シスコンは2次元だけにしろっての。)






…にしてもあの人、めちゃくちゃAって子を
大切にしてるようだ。





店に入ってきたかと思ったら腰に手ぇ回して
席に誘導するし愛おしそうにあの子を見てた。




そんな姿を見て最初はなんだ、カップルかよ。
と思ったけどの割にはあの兄さんの年の差が
ありそうだ。





兄さんはサングラスかけてたから年齢までは推定
出来なかったけどまぁ20代前半と思わせるような
実は20代後半…。とでも考えておこう。





嬢ちゃんの方はJKか。って感じだったし
何より嬢ちゃんがあいつを「お兄さん」
と呼んでいる。





(援助交際だったら警察にポイってしてやるところだったわ。…でも、過保護って行き過ぎると怖いもんだ。)







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作者名:tsuki | 作成日時:2020年11月28日 21時

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