8 ページ9
_______
悟「あ、でもね、げんこつー!とか
そういうのじゃないよ?
Aにアザなんて出来たら大変だし。」
悟「お互いがお互いに決めるんだ。
…つまり、君が僕に下す罰、僕がキミに下す罰をね。」
その言葉を聞いた瞬間、
喉がヒュッと音を立てた気がした。
悟「さっきAが真剣に見てたニュースの奴らも悪い事をしたからそれに合う罰を受けたんだよ?
逮捕って形で。」
わいせつ罪、過失傷害罪、強要罪に窃盗罪、
危険運転致死傷罪 とかね。
これみーんな逮捕だよ、
とお兄さんは指を1本1本折りながら罪の種類を
話していく。
「じゃあ私は、お兄さんが約束を破っちゃった時の
罰を考えなきゃいけないってこと?」
悟「うーん、そうなるねぇ。
なんでもいいよ、刃物で僕の腕を切り刻む、とか
本当になんでも。」
(お兄さん、楽しそう。)
怖い話をしているはずなのにお兄さんは
すごく楽しそうだ。
ずっとニコニコしている。
でも、悟お兄さんが言ったさっきのニュースの件は
納得出来た。
確かに、悪い事をした人は捕まる。
相手と同意だった場合はこうなる事は少ないけど。
「じゃあお兄さんは、もしも私が約束を
破った時、どうするの?」
(私、どうなっちゃうんだろう?)
悟「うーん、そうだなぁ…
.
僕のものって印でもつけちゃう?」
「僕のものって印?」
悟「そ、印。」
_______
.
こちらも良かったら…
狗巻先輩はあざとイジワル
1504人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:tsuki | 作成日時:2020年11月28日 21時