うつらうつら ページ1
天気が良くて暖かい日
三郎と木陰でのんびりしていると気温のせいか、丁度良い暖かさに眠気を誘われ欠伸をひとつ
「眠くなってきたか?」
そんな欠伸に読んでる本から私の方に目を向ける彼
『少しね。』
んー、とぐぐっと背伸びをしながら答え
「確かに、この心地よい温度じゃ、眠くなるよなあ。」
そう言って彼も欠伸をひとつした後また本に視線を戻し
うつら、
うつら、
あー、寝そう...
肩借りようかな
「ん、?ふは、少し寝るか?」
肩に頭を預けると少し息を漏らしそんな私を愛おしそうに見つめ
『ん、時間になったら起こして、』
「ああ、おやすみ。」
本を読んでるため、少し伏せがちな三郎の表情を最後に私は瞼を閉じた
*
*
*
「..........ーい」
ん?
「......ったく、遅れても知らないぞー?」
瞼を開けると少し呆れ顔の三郎が目に入り
は、!もうそんな時間!?
「ふ、もうそんな時間って顔してるぞ。そんなに私の肩が心地よかったのかー?」
『はぁ、動きたくないなあ....』
三郎とまだ一緒にいたかったなぁ...
「私も、まだAの可愛い寝顔を見ていたかった。」
なっ、
『馬鹿、』
「ははっ、真っ赤。」
その顔を見れたから行くよ。
そう言って満足そうに中に入っていった
「ほんと、三郎には敵わないなぁ...」
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作者名:なめくじうどん | 作成日時:2020年10月29日 7時