黒霧/依存 ページ3
黒霧side
死「なァ、黒霧。」
私の名前を呼ぶのは敵連合のリーダー、死柄木弔だ。
「はい。なんでしょうか死柄木弔。」
死「A、今何してるかなァ」
ふいにAさんの名を口に出す死柄木弔。最初こそは反応しましたが、もう慣れたものです。
その後ブツブツとつぶやき
この感じならきっと迎えに行くでしょう。
とりあえず察されないように
「いつもの様にフラフラと街をさまよっているかと...」
死「俺、行ってくるわ。ワープ」
「あぁ、はい。」
やはりか。
Aさんのところに続く道を開き、案の定連れて帰ってきた。
「おかえりなさい死柄木弔。そしてAさん。」
死「黒霧。ちょっと部屋見てくる。Aに手ェ出すなよ？Aは座って待ってて。」
「はぁ...わかっていますよ。」
死柄木弔が部屋の用を足す(掃除だろう)間、Aさんは言われたとおりカウンターの椅子に腰掛けた。
するとふいにAさんが口を開く
『久しぶり。黒霧」
「え、えぇ、久しぶりですAさん。」
『元気だった？」
「元気ですよ。」
『あれ、素で話してくれないの？」
手を伸ばしてくるAさん。それに私は耐えきれず、手に触れてしまう。
「はぁ...Aさんっ...！すごく、すごく会いたかった...！」
『私もだよ。』
そういいクスッと笑うAさん。
この人は本当にずるい。私含め4人の男と関係を持ってるのに...
「よく隠し通せてますね...」
『隠してはないよ。タイミングがいいだけ。きっといつかはバレる」
「可哀想ですよ...」
『それでも私の事、手放せれないからみんなにこの事を言わないんでしょ？』
ふっと笑い私に顔を近づける。
そう。このことは私しか知らない。
死柄木弔でさえも。
「そんなっ...手放せるわけ...」
この言葉を聞き、満足したのか元の位置に戻った。
するとタイミングよく死柄木弔がAさんを呼んだ。
それに対し無言でついて行くAさん。
私はただその後ろ姿を見つめることしか出来なかった。
貴方からの愛なんてどうでもいい...ただ愛させてくれるなら！触れさせてくれるなら！それだけでっ...！
「私は貴方を手放すことなんて出来ません...それは貴方が他の人のものでもいいんです...依存させて貰えるならば...」
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：柄乃空ちゃん： - 依存…イイですねぇ！ (10月28日 1時) (
レス) @page3 id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
なめくじうどん(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます。僕が占ツクにいるまでは更新は続くと思います。ですが、本当に不定期でネタが思いつかなければ書けないので、今後されるとしてもごく稀になるかと...... (2020年10月30日 22時) (レス) id: 2814f6123c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - もう更新することはないのでしょうか…？ (2020年10月29日 21時) (レス) id: ccb0e155a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なめくじうどん | 作成日時：2020年2月24日 7時
