3,水色の告白 ページ5
(帰りの時間)
ほとけside
「じゃあ、みんなまたねー！」
いふ「じゃ、俺もそろそろ帰ろっかな。」
ないこ「またね！二人とも！」
「いふくんって、僕の家近くだっけ？」
いふ「いや、反対側な。」
「あれ、そうだっけ？」
いふ「はぁ、、、何回言ったら分かるんだよ、、」
「説明が下手だからじゃないのー？」
いふ「うるせぇー。」
僕の家は、線路を越えないけど、いふくんの家は線路を越えるらしい。
結構、遠くから来てるのかな、、、しかも、徒歩で。
「そうだ！！この前、いふくんに本貸してなかった？まだ、返してもらってないんですけどぉ。」
いふ「あ、そういえば、、じゃあ、ほとけ俺の家まで来て。それで、渡すわ。」
「いふくん家って、線路渡るんでしょ。。」
いふ「そうだけど何？」
「いや、、、何でもない。」
いふ「？、、そう、、、」
本当は、、、、言いたいんだ、あの事を。
だけど、僕が言うと、辛い過去を持つ君が傷つくから。
僕は、嘘を吐く。
(線路に到着)
「ッ、、、、」
いふ「隣の踏切、もう鳴りだしてるな。早く渡るぞ。」
「え、あ、うん。」
僕が、踏切の真ん中に立ったその時だった。
踏切の警報音が鳴り響いた。
「ッ、、あ、、」
向こうから、向かってくる電車。思ったように、足が動かせない。
あの子みたいに、僕も。。。思わず、座り込んでしまった。
その時、誰かが、僕の手を掴み、線路の外へと連れ出した。
いふ「ハァ、ハァ、、あぶねぇな、、」
「いふくん、、、、、、」
「ごめん。。。。」
いふ「ハァ、ハァ、いいけど、、何してんだよ。あんな、線路の真ん中で。」
「それは、、！」
言いたい。ちゃんと、話したい。僕の過去のことを。
でも、話したら、目の前の人が居なくなってしまうのではと、言葉を飲み込んだ。
いふ「俺が、、、、言うのもあれだけど。明日、学校で話したら？お前の過去。」
「ぼ、僕の、、？」
いふ「俺は、言う気なんてない。だけど、お前は言いたいんだろ。じゃあ、言えよ。俺も、
他のみんなも、ちゃんと話聞くから。」
「、、、」
正直、ちゃんと話なんて聞いてくれないだろうと思った。
だけど、みんななら、、、何か苦しんでいる皆なら。
『ちゃんと、聞いてくれるかな。』
「話すよ、、」
いふ「ん、分かった。約束な。」
「約束、、」
久しぶりにした約束。
『もう、あの頃の僕ではないんだ。今度はちゃんと約束守れるかな。』
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めい - ヤバイです！とても凄いです！(((語彙力 最高です！これからも応援しています！ (7月28日 16時) (
レス) @page34 id: 16df366cc3 (このIDを非表示/違反報告)
あい あにきっず - 面白かったです。これからも頑張ってください！！ (6月7日 19時) (レス) @page33 id: 9a9e7fb7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ひーいれりす - ２章開幕おめでとうございます！この作品好きです！！ (2023年3月28日 19時) (レス) @page32 id: 166743b295 (このIDを非表示/違反報告)
想羽〜souha〜 - ちーや様ありがとうございます！ (2023年3月26日 16時) (レス) id: 0e7de6419e (このIDを非表示/違反報告)
ちーや - マジで今まで見たなかで最高すぎる作品！夢主が悩み抱えてる系はめっちゃあるけどいれいすメンバーも闇抱えてる系そんなにないのでこの作品があってよかたです！続き待ってます更新頑張って下さい！ (2023年3月26日 0時) (レス) @page27 id: 260906d624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想羽〜souha〜 | 作成日時：2023年1月8日 14時
