輪廻とデートのお話 ページ2
唐突に姉様にいわれた。
｢福引で遊園地当たったからにっかりさんとデートしてきなよ！｣
まぁ誘った。誘ったよ。一応。
洋服は昨日乱ちゃんと選んだ。スカートを短いのは気にしちゃダメだよね。
青江の部屋の前でとりあえず待つ。
部屋の扉を開ける勇気がない。
昨日のことを思い出すと恥ずかしくて死にそうだ。
うぅー。
恥ずかしくて直接渡せなくて弓刀装使って矢文で飛ばして障子破ってごめんなさい……
そんなことを考えていると不意に障子が空いて青江が出てくる。
今日は政府の友達から譲って貰った服を着て貰ってる。
ちゃんと男物だから大丈夫だよ？
｢ごめんね輪廻ちゃん。待った？｣
｢待ってないです。大丈夫。そんなことより遊園地、早く行こう。｣
内心すごくエンジョイしてるのは青江には内緒にしておこう。ふふっ。
遊園地に着いたらまずジェットコースターに乗りたいなぁ。
あとは観覧車！！
お化け屋敷？って言うのも入りたいし……楽しみだなぁ。
｢楽しみにしてくれてるみたいで嬉しいよ。｣
ばっ、バレてる……！？
バレてる！？恥ずかしい！
｢別に楽しみにしてる訳じゃないし、姉様に言われたから誘っただけですし、別にデートとかじゃないですし、深い意味はないですし。｣
嘘です。本当は凄く楽しみです。デートのお誘いです。本当はデートです。
｢まぁ刹那ちゃんが、
『輪廻楽しみにしてるから！よろしく！』
って言ってたんだけどね。｣
姉様ぁ！？何言ってるのさ！はっっず。
______
そんなこんなで遊園地へ。
｢青江、青江！あれがジェットコースター！あっ！観覧車！あれは、お化け屋敷、コーヒーカップ……！！早く乗ろう！！｣
故郷から逃げて初めて見るものばかりで楽しい。
｢輪廻ちゃん、落ち着いて。どれから乗ろうか。｣
はっ。いけないいけない。落ち着く。落ち着く。平常心……
______
なんてことしてるうちに夕方。
そろそろ帰らないと。その前に観覧車。
観覧車は乗らないとだよね！
｢わぁー！高い！見て青江！！こんなに小さく見える！空が近く感じる…！
｢それは良かったね。ねぇ輪廻ちゃん。また一緒に遊びにこよっか。｣
｢聞かれなくてももちろん。またデートしてね。また一緒に遊園地きたい。｣
こんなに幸せな日は始めて。
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おとうふメンタル - ｼｭﾝｯ⊂( ・ω・)⊃見っけたぁぁぁぁぁぁぁ！！！＼(^o^)／そして、我の今日の夜ご飯がカレーだったというね………なんという奇跡っ！！！（＾＿−）≡★ (2018年6月20日 21時) (
レス) id: 9b39d13033 (このIDを非表示/違反報告)
江江｡(プロフ) - 刹那ちゃん可愛い...風邪看病してあげたいﾝﾇ...男士達との会話の描写が自然で素敵ー(・ω・´) (2018年6月14日 23時) (レス) id: ee56a7dacf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏林檎★ | 作成日時：2018年6月14日 20時
