空の輸血パック【wrwrd！】【運営】 (ページ8)

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８話ページ8

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運営高校の警備隊の人が何人も倒れていた。
一般生徒は無事なようだが..........。

この地獄絵図を生み出したのは、
暴走状態の吸血鬼が数十人。
１人でも大変なんに、それが何十人も。

何十人もの暴走した吸血鬼は
Aさんと対峙していた。

『..........何しとるん？』
いつもと同じ声色で笑顔を貼り付けたAさんがいう。

「......暴れまわってみたかったんっすよ！」

「A様！警備隊もボコボコにしましたよ！

こいつら弱いんですかね！」

「こいつらより俺らのほうが有能なんじゃないですか？」

「俺らにしときません？」

Aさんは表情を変えずに
『そっか〜。
あんさんらは、あーしに認められたくてやったんやな？』

「はいっ！」

その瞬間、俺は背筋が凍った。
何があったかって？
本当に一瞬のことだった。

リーダー格だった、男子を思い切り蹴り飛ばしたのだ。

『あんさんら、うちをイライラさせるのが
お上手なことやね。』

０点や。

低い声でそう言い放った瞬間目にも止まらぬ速さで
動き出し、５秒もしないうちに、数十人の暴走した吸血鬼は
うめき声を上げながら地面に顔をつけていた。

この光景にはグルッペンも
顔を青くしていた。