【歌い手】歌い手さんからの扱いが酷すぎて泣きそうです

雑対応 一日目 ページ2

貴方side

おはよう、こめっとさんだよ。

朝から憂鬱だよ。

何でかって？それはね…

………今日はそらまふの二人と会わなきゃいけないんです…。

リスナーの皆からすれば羨ましいことなんだろうけど…私からすれば…うぅ……

今日はどんな罵詈雑言を吐かれるんだ…

嫌々支度をして待ち合わせをしているカフェへとずるずると重たい足を動かす。

貴「………あー…着いてしまった…」

入らなきゃ…怒られる…うぅ…嫌だぁぁ…

そんなどんよりな私の気分と裏腹にドアベルがからんからん、と小気味いい音をたてる。

その音に反応して一番奥の席に座っていたイケメン二人組がこちらを向く。

…ほらぁぁぁあ、もうあからさまに嫌そうな顔してるよ帰りたいようわぁぁぁ

でも帰れるわけもないので何とか嫌な気分を抑え込んで二人の座っている席に近寄る。

まふ「遅い、遅すぎるんだけど。早くしてよ。」

そら「ほんっと、俺達だいぶ待たされたんだけど。」

貴「ご、めん、なさい。次からはもっと早く来ます…」

ほら、もうこのザマだよ。だから嫌なんだよぉ…。

そこからこの重苦しい空気の中時折暴言にも似た言葉を吐かれながらも何とか打ち合わせを乗りきった。…辛い早く帰りたい…。

まふ「今日はこれで終わりにしましょうか。」

そら「だな、こいついると集中できない。」

そらるさんはじと、と横目で私を見る。

あーあーそうですか…すいませんでしたねぇ…

なんて言えるわけもなく…

貴「っご、ごめんなさい…ご迷惑お掛けして…」

まふ「別に、そらるさん、行こ」

そら「ん、」

さっさと歩いていってしまう二人

あ、会計…と思って伝票を探すが、見当たらない。

すると、店員さんが

店「お会計なら先程の方々が払っていきましたよ！」

と教えてくれた。

あの二人が…？私の分もあったのに…。

…どういう風の吹き回し？

まぁいいや…さっさと帰って今日もあの人に癒してもらおう…。

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