背中を押される夏の日には ページ3
夏も本番体育祭の日も近づき
準備に追われる毎日
ユ「ちょっと職員室行ってくる!」
「りょーかい」
寂しく残った教室で黙々と作業を進める
ガラッと開いた扉の先にはユリではなく
えいちゃんが立っていて、一気に鼓動は早くなる。
エ「1人でやってんの?」
「違うよ〜ユリとやってて今職員室行った」
エ「そうなんだ、」
座る場所は自分の場所だから私の席の前に座るわけで、私が作る体育祭の衣装のリボンを作る作業をマジマジと見られる。
エ「器用なんだ、意外だわ」
「え?失礼だね〜これくらいできます〜」
顔が赤いのは暑いせいに出来るし、私普通に接する事出来てるかな?
エ「ふーん、すご、細か」
私が作り終わった物をマジマジと顔の近くまで持って見つめる。
「えいちゃん器用だから出来そう」
エ「そう?別に普通だよ」
「そらがえいちゃんは絵とか書くのめっちゃ上手いって言ってた、パネル楽しみにしてる〜」
エ「へぇ〜、まだ下書きだけしか出来てないけどね〜」
「絵が上手い人っていいよね、私下手だから」
エ「俺はこういう細かい作業出来るのがすごいと思うけど、絵は消せばやり直せるし」
「そーかな?、、っあ」
話に夢中になり過ぎて、針先を指に刺してしまった
別にそこまで痛いわけでもないけど
小さい穴から血が出てきて記事につかないように
指を離す。
エ「え?大丈夫?!」
「うん、全然痛くないし、絆創膏貼っとけば大丈夫」
エ「貸して」
そういうと私の手を取り指の近くを抑えティッシュで指を抑える。
「、、あ、ありがとう」
エ「絆創膏ある?ないなら保健室行ってくるけど」
「あ、持ってる、鞄に入ってる」
今この状況にドキドキして、指と指が触れている部分の脈が早く動くのがわかる。
それが伝わらない事を祈りながら鞄から絆創膏を取り出す。
エ「、、はい。」
絆創膏が貼られ、離れてしまう手に少し寂しさを感じたけど
「ありがとう」
ユ「A〜先生がさ〜、、、、あ!お邪魔しました」
エ「いや、俺がお邪魔してた」
そういうとユリと入れ違うように外に出て行く。
ユ「、、A何があった、、顔赤いぞ」
「、、血が出た、」
ユ「え?鼻血?」
ユリにさっきの状況を説明している間も
握られた指は暑くドキドキしていて
「ヤバイ、やっぱ好きだわ、私」
ユ「知ってるから、、告白すれば?体育祭の後」
振られたら?友達じゃなくなったら?そんな事が頭をよぎってしまう
71人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まーさん(プロフ) - すずりんごさん» ありがとうございます!楽しんでもらえるように頑張ります! (2019年8月18日 16時) (レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
すずりんご(プロフ) - Mrsもアバも好きなので、楽しみにしてます! (2019年8月17日 15時) (レス) id: 309974a684 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - コーヒーゼリーさん» 嬉しいコメントありがとうございます!楽しんでいただけるように頑張ります!また遊びに来てください! (2019年7月29日 15時) (レス) id: 4611c4edcc (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー - えいちゃん目線…!!どんな心情なのかめっちゃ気になります!笑。続き楽しみにしてますね!! (2019年7月29日 2時) (レス) id: 848e04a385 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まーさん | 作成日時:2019年7月17日 16時