【合作】月の姫と自然の精霊 (ページ14)

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4話少年との出会いページ14

守は小学生の代わりに不良に謝りに行った。

円堂「すみません！怪我は……っぐはっ…」

不良は守の腹を蹴った。

秋「円堂くん！」

秋が悲鳴をあげる。

不良2「あれー？このユニフォーム、雷門中じゃないっすか？部員が7人しかいない弱小チームですよ！」

サッカー部、7人しかいないのかい…。
でも、弱小かどうかはやってみないと分からないじゃないか。

不良2「安井さん。お手本、見せてやったらどうです？」

安井「そうだな…っぺ！」

あの不良、サッカーボールに唾を吐きやがった。
隣の少年も不良を睨んでいる。

不良はボールを蹴った。

安井「あーらよっと！」

お世辞にも上手いとは言えないボールのコントロール。それに、蹴ると同時に後ろに転んだあたり、サッカーをあまりやった事がないんじゃないか？

と考えていると、そのボールはベンチで休憩をしている少女に向かっていた。

私は隣の少年と目を合わせ、頷き合う。

私が下に行き、飛んできたボールを蹴ると、蹴った先にいる少年も私が蹴ったボールを蹴る。少し炎をまとっていた気がした。

ボールは見事に不良の顔にあたり、不良は気絶してしまった。

不良2「や、安井さん！」

『…ふぅ、アンタ、怪我ない？』

私は少女に声を掛ける。

少女「うん！お姉ちゃん、お兄ちゃんありがとう！」

『ん、ならよかったよ』

少年を見ると、少年も微笑んでいた。

不良2「お前ら…！安井さんになんてことをするんだ！」

気絶していない方の不良が怒鳴った。

『はぁ…。あのさ、アンタもそこに倒れてるやつも、普通人に向かってボール蹴ったら危ないことくらい分かんないのかい？』

私が呆れたように言う。

不良2「なんだと？安井さんに向かってそんな口を聞くんじゃねぇ！」

もう1人の不良が私の腕を掴んできた。爪がくい込んで結構痛い。

『いっ…』

私は不良を睨み返す。うわ、さっきから気になってたけど悪霊憑いてる…。こいつのせいなのか？

不良2「ひっ…なんだよその目！」

少年「おい、その手を離せ」

少年はトドメを刺すように不良を睨みつける。

蛇に睨まれた蛙のように縮こまってしまった不良は、私の手を離し、乱暴に突き飛ばした。

不良2「お、覚えてろ！」

そして、倒れた不良を連れて逃げていった。

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不良と雪姫の言い合い？(一方的に不良が手を出してるだけだけど)が雑でごめんなさい。
どうしても雪姫と豪炎寺を絡ませたかったんです←

さくちゃん、凄い時間に勝手に更新してごめんね…！