第36話 ダメ出し説教タイム! ページ37
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その後、茉希と火縄、アイリスもやってきて夜のミーティングが始まる。
これが終わればあとは自由時間。
夜勤以外は寝るだけだ。
桜「えー、今日は新入隊員であるAもやってきて色々とゴタゴタもあって疲れたと思うが気を抜くなよ!明日は皆も知っての通り新人大会だ!」
貴『いや知らないんですが?』
桜「えっ」
ニコーと笑ってそう尋ねるA。
明らかに目の笑っていないその笑顔に桜備は焦り言ってなかったっけ?と火縄に尋ねる
色々ゴタゴタしたせいで言ってなかったような気も…とコソコソ話す二人をAはニコニコ顔から呆れ顔に変わり、大きなため息をついた。
貴『アンタ等ねえ…こんな少人数なのに報連相できてなくてどうするんですか?』
ア「ほうれん草なんか作ってたか?」
森「ちょっと黙ってろ」
むぐっと口を塞ぐ森羅達を一瞥して呆れた表情で桜備達を見つめる。
先程までの綺麗な姿勢を崩して腕を組んだ。
貴『確かに第八は内輪ノリの家族っぽい隊ではあります。でもそれとこれとは話が別です。
報告・連絡くらいはしっかりとやってください。
私達は家族ではなく組織なんですから。』
桜「す、すみません…」
あまりの正論に思わず謝る桜備。
これでは一体どっちが上司だか分からない。
貴『たった7人しかいないのに連絡が回ってなくてどうするんですか?
これから人が増えて、連絡ミスで鎮魂に支障が出たらどうするつもりです?
連絡ミスで危険な目にあうのは私達じゃありません。
この町の住人達です。』
桜「ごもっともです…」
貴『今回はこの程度ですみましたが、いつ事故に繋がるか分からないんです。
もっと責任感を持って行動してください。』
桜「本当に申し訳ありませんでした…」
完全に言い負かされた桜備は小さくなって謝ることしかできない。
そんな桜備にAは頼みますよとため息をついて説教を終えた。
…と、同時に
貴『…すみませんまた言い過ぎました…』
眉間を抑えて謝った。
貴『私の方が年下で部下なのに失礼すぎました…』
桜「いやっ!いいんだ全部本当のことだから!!」
自分でも言い方がキツイのは分かっているがどうにもダメ出しをする時はキツイ言い方になってしまうらしい。
貴『普段からキツく言わないと分からない奴らばっかりだったので…』
火「あぁ、それは仕方ないな」
ア「?」
森「?」
この二人が一緒じゃなぁ…と桜備達は苦笑いを浮かべた。
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ふたば(プロフ) - この作品とても面白くて大好きです!夢主ちゃんのスパダリっぷりに思わずキュンキュンしてしまいます笑これからも執筆頑張って下さい✨ (2021年10月25日 0時) (レス) @page50 id: 4559ad2a7b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2021年9月30日 18時) (レス) @page2 id: cc011a7ffe (このIDを非表示/違反報告)
陸(プロフ) - 色々ありますよね、大丈夫ですよ! (2021年9月20日 0時) (レス) id: 19eff5b33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:3度の飯より推しが好き | 作成日時:2021年9月18日 20時