【小説】神様の依頼箱

依頼主の謎･･･染井司 ページ7

＿＿＿＿バキッ

あぁ、今日もか...
局長、宮本八重が竹刀を真っ二つに折った音を聞き、染井兄弟の弟...染井司は思った。今週で確か...何本目だっただろうか。

「局長、今週で何本目何だろうねぇ」
俺の今は亡き友人の妹...神崎露音は、たった今、自分が思った事と同じ事を口に出した。

「.....露音ちゃんは、この溜まりに溜まった報告書を書き上げよっか」

「やだーー！めんどくさいぃ...つかっちゃんやってよぉ...」「駄目。」

「ケチ！」

...文句を言いながらも、ちゃんとやる時はやるんだね
そんな事を考えながら、露音の誤字等を確認していると、露音ちゃんが思い出したかのように喋り始めた

「そういえばさ、つかっちゃん。新しい依頼主いつ来るんだっけ？あの包帯だらけの女の子。」

「あぁ、園田...花緒里さんだっけ？確か妹が妖になったって言う。あの人もうすぐ来るはずだけど...どうしたの？」

「んー？いや...うん、ちょっと気になったから。さーて、この書類終わらせないとなぁ！」

＿＿＿＿変にはぐらかされたような気がする。
まあ、何時もこんな感じだからあまり気にしないが。

さて、そろそろあの馬鹿兄を起こさないとな...そう思いながら部屋を後にし、染井兄弟の兄...染井達を大声で起こしに行った。




3月30日更新 IA

疲労困憊…小和泉弥生→←犬系男子…遠神海人

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