魅惑の花

せいいっぱいのありがとう ページ11

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波留「緊張する〜」









いよいよSTEPのステージが始まる









緊張している波留を

優しく抱きしめる









『大丈夫だよ
なるちならちゃんとできるよ』









" ハナちゃん〜 " と言いながら

俺の背中に腕を回す









裕太「あ〜俺も！」









可愛い弟たちが

どんどん俺に飛びついてくる









航紀「みんな可愛いな〜」









瑞希「平和だね笑」









本番前とは思えないほど

楽しそうで平和な空気だった









飯沼「あのね、ずっと
言いたいことがあって」









皆が俺を囲むようにして

集まってくる









もちろん、大好きな歩夢も









香信「今回のコンセプトで色んなことがあって
本当にみんな大変だったと思います」









1人1人の話を

しっかり頷きながら聞く









雄大「俺ら、ちゃんとハナちゃんの
力になれてなかったやん？」









『そんなことない！』









みんなのおかげで

こうして復帰出来たし









病院にいた時も

みんなの事をずっと考えていた









歩夢「これ、受け取ってよ」









渡されたのは、1枚の封筒









『これ........』









桃色の封筒

俺の大好きな色だ









瑞希「俺たちに何か出来ないかな〜って
考えた時に、これが思い浮かんだの」









航紀「中身が何かは秘密ね」









『みんな.......』









波留「今泣いちゃだめ〜笑」









涙が出てくるのを

頑張ってこらえる









雄大「ステージ終わるまで
我慢してや！笑」









本当に、このチームでよかった









こんな暖かい人達に囲まれて

自分の好きなことが出来て









優しい笑顔で

俺の頭を撫でてくれるみんなに









" ありがとう "









心からの笑顔で

精一杯のありがとうを伝えた









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