私とクロ �� ページ9
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「ボクは大天才手品師ベルキア☆★吸血鬼の探し物をしてるんだ☆キミは知ってるよね？昨日拾ったでしょォ？キミが拾ったのは
「吸血鬼の真祖は7人兄弟7種類〜。
色欲？暴食？強欲？憤怒？嫉妬？傲慢？どれも違ァ〜〜〜う☆
キミが拾ったのは
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えっ何それかっけぇ。超かっけぇんだけど。聞いてないよクロさん。……ん？空気を読め？今はそんなこと言ってる場合じゃない？うるせえッ！！！！これがッ私だッッ！！！！
「あなたはクロの仲間…では、なさそうね」
「正解っ☆ボクらは猫ちゃん達のこと大っ嫌い〜〜〜〜。だーからァ、かくまうと串刺しだぞォ？」
そう言うと、ベルキアは被っていた帽子から西洋剣を取り出した。なるほど、手品師というのもあながち嘘ではないらしい。
「さァさァ喝采を！！出ておいでェ、スリーピーアッシュ！！吸血鬼らしく！派手に！！たくさん殺して競走しよォよ！！｢椿｣もそれを望んでる…」
「クロが欲しいなら、私と戦ってちょうだいな」
後ろ手でクロを降ろして、しっしっと追い払うように手を振りながら、ベルキアからは目を離さない。つう、と汗が額を伝う。
「えェ〜〜？キミがァ？戦えるのォ？」
「そんなの、試して見なきゃわからないでしょ…っ！」
言いながら足を振り上げるが、それは簡単に避けられた。向かってくるベルキアの剣を避けて拳を振りつつ、クロに「逃げて！！」と叫ぶ。と同時に、中庭に降り立つ。
正直なところ、とても怖い。助けて欲しい。
人間なんてそんなものだ。
｢誰か｣｢誰か｣って、いつだってみんなが、私だって思ってる。その方が楽だとか、自分ではどうにもできないとか。
────引き取れないわよ、うち子ども多いし────
────でも誰かが面倒見ないとねえ…────
────誰かいないの?────
────誰か────
────なんだぁ?誰か誰か言いやがって────
────ちょっと、あんたじゃ無理よ…────
────無理あるか。俺ァAの叔父だぞ────
＿＿＿＿でも、いつだってその｢誰か｣に名乗り出てくれる人がいるから、
────ここはシンプルに考えて────
────俺だろ────
この世界は廻ってるんだ。
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ツクモ@不定期更新(プロフ) - 紫音さん» コメントありがとうございます！生きる糧？！Σ(ﾟдﾟ；) 更新は不定期ですが、生暖かく見守ってくれれば幸いです！ (2019年9月21日 8時) (
レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 生きる糧にしてます！これからも頑張ってください！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: fb7e7bb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ウミソラさん» コメントありがとうございます！おっふ...光栄です.../// はい！更新頑張ります！！(更新が早いとは言っていない) (2019年8月29日 10時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - こんばんわ、ウミソラです!!読んで一発でお気に入りになりました!!!今後も更新頑張ってください!!! (2019年8月28日 18時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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