私とクロ �� ページ3
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「なんでこんなに美味しいの？プロなの？」
「シンプルイズベスト、ってね。＿＿＿で、あとは何の係が決まってないの？…衣装係？さっさと決めちゃいなよ。裁縫が得意で、ヒマそうな人、は………」
私じゃねーーかッッッッ！！！！！
ヴァッ！と頭を抱えて悲鳴をあげた。女の子らしくないとか言うなよ。……面倒なことは嫌いなんだが……仕方ないか。
「あーはいはい私でいいですよ、はい決定！」
思わずやけくそになって叫ぶ。叫んだ後に気づいた。しまった、謀られた……！！(違う)
「わぁい！」
「待ってましたあっ！」
こいつらはァ…ッ！！いい加減にしろよ！？私じゃなかったら断ってるところぞ！？私に感謝しろ！！私を崇め奉れ！！！と派手好きな忍者のようなことを心の内で叫び散らした。
◆◇◆
HRも終わり、その帰り道で。プンスコと擬音を出しながらずんずん歩く私に、正真正銘の幼なじみである、ゆるふわオーラを醸し出す男子──虎雪が心配そうに声をかける。
「A、そんなに引き受けて大丈夫？先月の文化祭も…」
──陸上部以外で足速い人？シンプルに考えて………………私ッッ？！！──
そうそう、先月も同じ流れで決まっちゃって…。って、おい。バカなの私？なんでまた引き受けちゃったの？？ほんとバカ。人のことバカにできないよ…。
「でも、結局誰かがやんないといけないし、揉めると面倒でしょ？自分がやるのも面倒だけど、揉める方が面倒だし……」
「さすがですA様！でもA様お一人じゃ大変なこともあるでしょう？幼なじみとして手伝いましょうか？針に糸も通せませんが」
「逆に面倒だからいらない」
にっこりと満面の笑みでそう返せば、桜哉は「ゔっ！！」と変なうめき声を上げて心臓を抑えた。え、大丈夫？心不全？
ちらりと横を見ると、虎雪とヘアバンドで前髪を留めた男子──もう一人の幼なじみである龍征も頬を染めている。いやほんとに大丈夫？
頭にはてなマークを浮かべながら腕を組んでいると、いつの間にか復活していた桜哉が話を続ける。
「Aさー、衣装の布とか糸って駅前で買うの？」
「え？うん。あそこが一番安いし、そうなるかな」
「気を付けろよ！最近あの辺り…」
「___吸血鬼が出る」
「…って噂があるんだ」
人差し指を立て、不敵な笑みを浮かべてそう言った桜哉に、私たちは…＿＿＿＿
「「「はあ？」」」
声を揃えて首を傾げた。なにいってんだこいつ。
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ツクモ@不定期更新(プロフ) - 紫音さん» コメントありがとうございます！生きる糧？！Σ(ﾟдﾟ；) 更新は不定期ですが、生暖かく見守ってくれれば幸いです！ (2019年9月21日 8時) (
レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 生きる糧にしてます！これからも頑張ってください！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: fb7e7bb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ウミソラさん» コメントありがとうございます！おっふ...光栄です.../// はい！更新頑張ります！！(更新が早いとは言っていない) (2019年8月29日 10時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - こんばんわ、ウミソラです!!読んで一発でお気に入りになりました!!!今後も更新頑張ってください!!! (2019年8月28日 18時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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