椿 �� ページ17
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−−−ちゅんちゅん、ちゅん。小鳥の囀りで意識をゆっくりと覚醒させる。布団の中でモゾモゾと身体を動かし、昨日の出来事を思い出す。昨日は、あの後どうしたんだっけ…？
ええーっと……ああ、思い出した。家に帰ってすぐにシャワーと歯磨きを済ませて、明日──ねーちゃん！あしたっていまさッ！──の仕込みだけして寝たんだった。…………まさか、夢でしたー、なんてオチじゃあないよね？
恐る恐る、というようにクロを持ち上げる。
「やめろーー、まだねみーー…。せっかく今…大冒険の末に最高の枕を手に入れる夢を…」
なにそれ私も欲しい。あ、やっぱりダメだ。仮眠のつもりで熟睡しかねないわ。昼寝のつもりが熟睡して夜に眠れなくなるコースだ。私知ってる。私は詳しいんだ！というか今何時だ。
充電していたスマホを手元に手繰り寄せて、電源を入れる。そこに表示された時間は、11時半。……(゜д゜)!?
「遅刻確定じゃないですかヤダーーーー！！！！」
私は慌てて身支度を整え──時間が無かったので、髪は適当に結んだ──、カロリーメイトを口に運びながら家を飛び出した。何これデジャヴ。
＋＋＋
教室まで小走りして、扉をスパ￣Z＿ンッ！と勢いよく開ける。桜哉がギョッとした顔で近づき、私の肩を掴む。
「Aっ！？来ても大丈夫なのか！？」
「え、大丈夫だけど……なんで？」
「それはっ、その…」
ごにょごにょと口籠る桜哉に首を傾げていると、桜哉の後頭部にコロッケパンの袋が直撃して、拳銃の発砲音のような音を立てる。うわ痛そー(棒)。
「桜哉！おらコロッケパン！これでいいんだろ！購買すげー並んだぞ！！」
「いてっ」
扉の向こうからぽかんとした顔──あれ、何これデジャヴ──の虎雪と龍征が顔を出していた。龍征の腕は、振り抜かれた姿勢のまま、だらりと下がっていた。
ちょっとして意識を神秘を垣間見たねこがいる宇宙空間から脱出させた二人は、私に詰め寄る。
「家で休んでなくても大丈夫なのっ？＿＿Aがあんな
「えっ…………あっ、あー、だいじょぶだいじょぶ！モーマンタイ！とっ捕まえて警察に出頭させたし」
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ツクモ@不定期更新(プロフ) - 紫音さん» コメントありがとうございます！生きる糧？！Σ(ﾟдﾟ；) 更新は不定期ですが、生暖かく見守ってくれれば幸いです！ (2019年9月21日 8時) (
レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 生きる糧にしてます！これからも頑張ってください！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: fb7e7bb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ウミソラさん» コメントありがとうございます！おっふ...光栄です.../// はい！更新頑張ります！！(更新が早いとは言っていない) (2019年8月29日 10時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - こんばんわ、ウミソラです!!読んで一発でお気に入りになりました!!!今後も更新頑張ってください!!! (2019年8月28日 18時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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