椿 �� ページ18
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虎雪の言葉に内心首を傾げるが、心配そうな友人達の顔を見て、スイッチを切り替える。友人に嘘をつくのは胸が痛むが、これは仕方ないだろう。これは必要な嘘だ。だって“不審者は吸血鬼で、ついでに最近飼い始めた黒猫ちゃんも吸血鬼でしたー。不審者は今は人形になってまーす”なんて言って、頭の心配をされたくないし。まあ、全部本当のことだが。
でも、何かが変だ…。一戸建てとは言え、人が密集する住宅地で暴れまわったにも関わらず、警察も野次馬も…
＿＿＿＿無理やり辻褄が合わされている。ってことか。……、…………。あーーーー、もうッ！意味わかんない！シンプルじゃないし…めんどくさ…。
バレないようにこっそりとため息を吐き、肘を着いていると。
「ちょっとォ〜〜、狭いよォ〜〜」
「うるせーな、暴れんなよ…」
「ねェ〜〜、お腹すいたァ〜」
「めんどくせー奴だな…」
ひそひそとだが、悪目立ちする音量での話し声が聴こえた。誰だー、喋ってる奴ー、という先生の言葉に、皆の視線が一斉に私に向けられる。デスヨネー、HA☆HA☆HA☆
口の端を引き攣らせつつ、そうっとリュックの中を覗くと、件の話し声の持ち主──とっても見覚えのある黒猫と人形が、ぎゅうぎゅう詰めになっていた。
知 っ て た 。
「先生ッ、頭痛いんで早退しますッ！アリーヴェデルチ！(さよならだ)」
「えっ、ちょ…城田！？お前さっき来たところだろ？！」
−−−ガタッ！と音を鳴らしながら席を立ち、リュックを肩に引っ提げて教室を飛び出した。もちろん、ブチャラティのあのポーズを取るのも忘れずに。「というかそれジョジョのネターーーッ！！」という先生の悲鳴なんて聴こえなかった。いいね？
「…A…何か変だね？」
「ストレスか…？例の不審者か、それとも……＿＿お前が原因じゃねーの？桜哉」
「え、オレ！？オレがAにそんな負荷を？！」
＋＋＋＋＋
2470hit突破、お気に入り登録者24人、評価12票(7.5/10点)、コメント
ありがとうございます！
いやあの違うんですゲームのイベントで更新遅れたとかそんな…その…あの……すみませんでしたぁ！！！(スライディング土下座)
書き溜めた分を即投稿するくせが文字数！！！
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ツクモ@不定期更新(プロフ) - 紫音さん» コメントありがとうございます！生きる糧？！Σ(ﾟдﾟ；) 更新は不定期ですが、生暖かく見守ってくれれば幸いです！ (2019年9月21日 8時) (
レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 生きる糧にしてます！これからも頑張ってください！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: fb7e7bb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ウミソラさん» コメントありがとうございます！おっふ...光栄です.../// はい！更新頑張ります！！(更新が早いとは言っていない) (2019年8月29日 10時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - こんばんわ、ウミソラです!!読んで一発でお気に入りになりました!!!今後も更新頑張ってください!!! (2019年8月28日 18時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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