椿 �� ページ14
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「なにこれ…。あいつ死んだの？」
「あははははははァッ！死なないよォ、吸血鬼だもん！！バーカバーカ！」
ケタケタと嗤うベルキア。イラッとしたのでクロの名前を呼べば、彼はそれだけで私の意図を汲み取ってベルキアの帽子を爪で刺した。あー、そんなにブラブラ揺らしたら帽子が取れちゃうんじゃ……。
「おら、ＣＭ明けだぞ。クイズの答えは」
「あァ〜〜やめてよォ、揺らないでよォ。帽子取れちゃうよォ〜」
あ、やっぱり取れるんだ。その帽子。
「椿がキミを嫌う理由はァ…もォわかってるでしょォ？キミがこのクイズに答えられないってことが答えだよォ？」
「……？そもそもオレは�狡忰瓩覆鵑特里蕕諭次帖�
「そう、キミは�狡忰瓩�｢知らない｣んだ。かわいそうな椿、かわいそうな椿。だァれも椿を知らないの〜＿＿＿＿＿＿だから椿は殺したがってる。兄弟も人間も社会も世界も、椿を知らない全部は死んじゃえ★」
「知らねーもんは知らねーよ。めんどくせー…」
なんて理不尽な……。あ、でも動物(人間を除く)は殺さないでくれるんだ。微妙に優しい。カーズ様かな？カーズ様も動物と植物には妙に優しかったし。ただしリサリサ先生を騙し討ちした(死んでない)のは許さない。絶対にだ。
と、その時。バシャッと音がして、思わず目を瞑った。何だ？と思って目を開けると、手首から鎖が消えているのが見えた。
「あー…鎖が消えたのか、びっくりした……。クロ、大丈夫？」
「大丈夫じゃねーー…あーーーー、明日絶対筋肉痛だー…めんどくせー…」
「良かった、大丈夫そうだね。というか吸血鬼なのに筋肉痛とかあるんだ…」
私が知らない吸血鬼の生態がどんどん明かされていく……。猫の姿になったクロと人形姿のベルキアを抱え上げて、家の中に戻る。窓ガラスは、明日業者を呼ぶとして……中庭はどうしよう。血って時間が経つと固まっちゃうんだよね。とりあえず水でも撒いとこう。
というか、何か忘れてるような…………あっ！
「あﾞぁﾞーーーーーーーー！！！！！！！！！(汚い高音)」
原稿ーーーッ！！！！！！！！！〆切近いって言ってたでしょーが私のバカァッッ！！！！！！
二階に駆け上がってクロを猫用ベッドに、ベルキアを枕元に置く。ぱぱっと適当な服に着替え、伊達メガネとマスクをかけて原稿を持って家を飛び出した。
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ツクモ@不定期更新(プロフ) - 紫音さん» コメントありがとうございます！生きる糧？！Σ(ﾟдﾟ；) 更新は不定期ですが、生暖かく見守ってくれれば幸いです！ (2019年9月21日 8時) (
レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 生きる糧にしてます！これからも頑張ってください！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: fb7e7bb8d2 (このIDを非表示/違反報告)
ツクモ@不定期更新(プロフ) - ウミソラさん» コメントありがとうございます！おっふ...光栄です.../// はい！更新頑張ります！！(更新が早いとは言っていない) (2019年8月29日 10時) (レス) id: 7fd439868f (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - こんばんわ、ウミソラです!!読んで一発でお気に入りになりました!!!今後も更新頑張ってください!!! (2019年8月28日 18時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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