〈ろくじゅう〜？〉〈さ〜ん！〉 ページ24
rd 視点
ab「さァ！哀れな精霊共の愛し子よ！」
僕の手下となるが良い―――！
Aの魔力を吸い取って、気味悪い笑い声を上げる地上神。
地上神がAに手を翳すと、Aの白銀の髪が段々黒く染まって行く。
rd「堕ちた・・・」
俺は膝から崩れ落ちた。
俺が、Aを守らなきゃいけなかったのに。
地上神から解放されたAがゆらりと立ち上がる。
こっちを向いたAの目は赤黒く、光が消えていた。
gr「・・・A？」
立ち尽くしたグルッペンさんが名前を呼ぶ。
『・・・』
無言で手を広げるA。
その手にはいきなりボッと炎が現れる。それも特大の。
re「俺達に向けて放つ気だ！」
れうの、避けろ！と言う声が聞こえた気がした。
でも俺は動き出せなかった。
怖かったのか、諦めていたのか、分からない。
けど。
zm「らっだぁさん！何してんすか！」
rd「あ、」
ゾムに思いっきり手を引っ張られる。
地面から離れたその時、ドカン！という大きな音がした。
sha「うわ、危ないやん！」
shp「待って下さいよ、ほんとに地上神の味方になってもうたんですか!?」
皆がひとまずAの動きを封じるために走り出す。
zm「らっだぁさん！なんで避けないんすか！」
rd「え、、」
横にはさっき俺を助けてくれたゾム。
その顔は怒りや心配もあったけど、面白がっている、という方が強かった。
zm「うわｗそんな間抜けた顔やめて下さいよｗ」
rd「・・・おぉん？」
言ってくれるじゃん？ゾムよぉ？
rd「この戦いが終わったら、」
指をポキポキ鳴らす。
マジ怒ったかんな？許さないかんな？
はしもと〇ーんな(←は？)
rd「お前をぶちぶちのぶちぶちにしてやるよっ！」
zm「ふはっｗ返り討ちにしたりますよ！ｗ」
二人で皆の後を追う。
思い出せ。俺の役目はAを守る事。
世界が滅びても何しても、それだけは変わらない。
滅びないようにAを差し出す義務なんてない。
なるぺくAを傷つけないよう、慎重に攻撃していく。
・・・ん？いや、待てよ？
rd「皆、一回Aから離れて！」
ba「らっだぁ!?何言うとんねん！」
確かに戦ってる最中に離れるとか論外だけど！
やるしかねぇじゃん！
rd「特殊結界張るよ！」
gr「・・・！すっかり忘れていたが、その手があったゾ！」
特殊結界。
普通の結界は外からの攻撃を無効化するものだけど、特殊結界はその逆。
対象に結界を張って、内からの攻撃を無効化する。
・・・これならいける！
〈ろくじゅう〜？〉〈よ〜ん！〉→←〈ろくじゅう〜？〉〈に〜！〉
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seruハル(プロフ) - フィルライさん» あざ☆ます (2021年6月26日 15時) (
レス) id: e769def405 (このIDを非表示/違反報告)
フィルライ(プロフ) - 最☆高 (2021年6月20日 21時) (レス) id: 5dffbeb247 (このIDを非表示/違反報告)
seruharu217(プロフ) - 鈴@suzuさん» 好きと言って頂けて嬉しいです！読んで頂いてありがとうございます！殿堂入りまであと一票…だとっ!?読者様神。 (2021年4月26日 20時) (レス) id: 819d49faac (このIDを非表示/違反報告)
鈴@suzu(プロフ) - seruharu217さん» 誰かあと一票右側の星押して投票してぇ！！(唐突)完結おめでとうございます！！世界観好きです！有難うございました！！(？) (2021年4月26日 17時) (レス) id: 88b4bdfcb5 (このIDを非表示/違反報告)
seruharu217(プロフ) - かみぶくろさん» 『ほんとですか!?ありがとうございます！嬉しい！』 (2021年1月9日 16時) (レス) id: e769def405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seruハル | 作成日時：2020年5月15日 9時
