可愛良い子2 【青葉城西】

71 ページ25

.



数日後┈┈┈┈┈┈┈┈┈






夜 久side






先生「転校生がくる

仲良くしろよー」





「まじで！？」



「女子！？男子！？」








先生「まぁ、入ってこい」






教室のドアからゆっくりと入ってきた。









夜 久「え、Aちゃん！？」



A「あ、夜 久くん！？」





先生「なんだお前ら知り合いかよ、


ま、いいや


木 兎、夜 久の隣な」





A「よろしく夜 久くん」




夜久「おう！」




ニコッと綺麗に笑ったAちゃんは儚くて、



でも、



人が怖いのか、少し、ほんの少しだけ、辛そうな、




そんな気がした。多分。




まぁ、研磨みてぇにはわかんねーけど









夜 久「こちらこそよろしくな！」




A「うん！」





久しぶり、というほど前でもないけど


また会ったAちゃんは相変わらずで







サラリとした艶やかな髪と



太陽に照らされ輝く淡い海のような瞳、



彼女の旧姓である "淡海" を、



名が、体を表していた。



はー綺麗な子だよなぁ、ホント




しかし、



綺麗な目は悲しげで……







それほどまでに彼女は傷つけられてしまったのだ。






.

72→←70

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す