８の型 ページ9
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「守ってくれたの！？ありがとう嬉しい！！そして鬼さんも中々のイケメンですね！！」
「別に守ってないから。」
「君も人間の割に、中々の美人。」
「あらやだ！！」
サラサラな黒髪に毛穴のけの字もない真っ白な肌。スーツの上からでも分かる、ガッチリとした身体のライン。素敵だ。
「そこの人間は殺すとして、美人の君が平伏するのなら、俺のツガイにしてやってもいいが。」
「ええ、そんな、喜んで！！！」
「はあ？阿保なの？」
「さあ、こっちへおいで。」
下弦の鬼は私へ手を差し出す。甘いフェロモンを出し、口角を上げて私を待つその姿は、なんというかめっちゃ色気やばい。
時透くんは私の前で刀を構えながらも、私の様子を伺っているのが分かる。
隊服の背中にある�猝猫瓩�めちゃくちゃかっこいいし、というか時透くんの背中が可愛い。
「……だけど、やっぱりいいかな。貴方のツガイになるなら、私は時透くんのツガイになりたい！！！」
「は？」
えっ時透くんの間抜けな声なに。可愛すぎてキュン死にしそう。
ニッコリ鬼にそう告げると、鬼は私へ差し出していた手を降ろし、殺気を放った冷ややかな目で私を見る。
「そうか。なら死ね。」
そう吐き捨てると下弦の鬼は一気に時透くんに詰め寄り、鋭い剣で切り掛かってきた。
「っ、」
速いーー。
「時透くん！！！」
「ふはははっ、この剣は毒が塗られている！掠りさえすれば、お前ら人間は動けなくなる！！」
毒と言われると柱のあのお方を思い浮かべてしまうが、今はそんなこと考えている場合ではない。
「時透くーー 「早く逃げろ！！！」
下弦の鬼から私を庇うように、時透くんは鬼の攻撃を防いでくれている。
「でもっ！！」
「っ、邪魔になるからさっさと逃げてくれない？」
下弦の陸だけど、明らかに強い。むしろ上弦の鬼なんじゃないかとさえ思う程。時透くんが押されているのは私にだって分かる。
時透くんが心配だけど、今私がここにいたって役にも立てない。
「絶対、勝って！！！」
彼の邪魔にならないよう、私は逃げるしかなかった。
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かまぼこ隊はいつでるの、と疑問に思われているそこの貴方。もう少しで出てきます。
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい…しのぶちゃーん (11月4日 10時) (
レス) @page39 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 - 原作まんま！ということは！しのぶちゃぁぁぁぁん！((T_T))更新頑張ってください！ (2021年4月7日 23時) (レス) id: 587626ec74 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 続き、がんばってください！待ってます！良かったです！ (2020年8月22日 10時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - 素晴らしい作品です。！ (2020年3月19日 22時) (レス) id: 3ad67a8a12 (このIDを非表示/違反報告)
りうぉーり(プロフ) - 原作まんまってことは、、煉獄さん。(T . T) (2020年3月4日 2時) (レス) id: 82dc9ef354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セラ | 作成日時：2019年9月16日 11時
