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lesson 1 ページ2

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春が終わり、少しずつ夏に向けて暖かくなる。






雲一つない空を眺めながらため息を零したのは私。






そして視線を正面へ戻すと







目の前にはとんでもなく大きい建物が。








「なんだここ.......」





今日から通う帝高等学校を目の前に私は呆然と立ち尽くす。






クソな両親のせいで私は通っていた公立の高校をたったの数ヶ月で辞めなければいけなくなった。






そこで私の親戚の叔父が校長であるこの高校へ入ることとなったのだ。



入学費、授業料、施設費、交通費、寮のお金まで全て学校が負担してくれるという好条件に両親が食らいつかない筈がなく.....






校長「ただ、1つ条件があってね.....」





その条件。


思い出すだけで不安が募る。




でも流石に中卒はやばいという危機感もあり、渋々条件を呑むことに。






「ていうか校長室どこ。」





広すぎ。完全に迷子になったみたいだ。




長い廊下は私の足音だけが響き、一切声も聞こえない。






昼だというのにその静けさから微かな恐怖を感じる。





北、南、西、東それぞれに棟があり、その中央に大きく建っている校舎に今私はいる。







...未だに誰とも会ってないんですけど。





再度溜め息を漏らし、ふと無人であろう教室の中に目をやると、いかにも暫く染め直していないプリン頭の人物が背を向けて隅に座っていた。






「..あの、すみません...ちょっと迷ってしまって...校長室って何処ですか?」





教室の入口からそのプリン頭に恐る恐る声を掛けたが、全く返答がない。




…無視ですか。



「そこのプリン頭さんっ!」








今度は無人の廊下に響く程大きい声で呼ぶと、そのプリン頭はビクッと肩を動かし、ゆっくり顔をこちらに向ける。








そして私の顔を見ると少し驚いた顔をし、








「………何で人がここにいるの…」








「え、だから迷子で……」





「早くここから居なくなった方がいい…。バレるとメンドくさいから。」





バレる…?誰に??



それより…





「迷子、なんです…今日から生徒として通うのに、校長室が分からなくて…」






そう言うとプリン頭は分かりやすい程大きな溜め息をつき

手に持っていたゲーム機らしき物をポケットに入れ、此方へとゆっくり歩いてくる。







「案内する…。…名前は?」






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アイ - 夢主って、女の子ですか? (2019年6月26日 18時) (レス) id: 1cd982ae3d (このIDを非表示/違反報告)
Short hair - こんにちは!!初コメです!!まだ続編までは読んでいませんがこの作品はとてもキュンキュンして面白いです!! (2018年9月1日 23時) (レス) id: 96c727ad34 (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - キャラメルさん» コメントありがとうございます^ ^そう言ってくださって嬉しいです!これからも続編宜しくお願い致します! (2018年2月21日 21時) (レス) id: 2572f96c7a (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - トモトモさん» コメントありがとうございます!一年越しの続編となりますが、是非引き続き宜しくお願い致します! (2018年2月21日 21時) (レス) id: 2572f96c7a (このIDを非表示/違反報告)
セラ(プロフ) - ユヅさん» お返事遅くなってしまって申し訳ありません!ありがとうございます!1年越しの続編となりますので、引き続き宜しくお願い致します! (2018年2月21日 0時) (レス) id: ee41ce31e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セラ | 作成日時:2017年2月19日 15時

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