ポケモンF&M～ダークポケモンをリライブせよ!～4 (ページ16)

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マリウスの母「マリウス､お客さんよ」

マリウスが17才のことだった｡

松岡「おじゃまします」

マリウス「あなたは…松岡先生?」

松岡は「おう､久しぶりだな」と手を上げた｡

松岡は､マリウスがポケモンスクールに通っていた時､

ポケモンコンテストの特別講師として招かれたことがある｡

当時､成績トップクラスのマリウスに興味を持ち､

さらに､ポケモンコンテストの実践を見た時､彼の才能に

一目置いていた｡

松岡「マリウス､大丈夫か?」

マリウス「はい(´・д・｀)…」

イーブイ「イブイ…」

松岡は､マリウスの家が襲われてポケモンを奪われたことと家が潰れたことを聞いて

心配でやって来たのである｡

マリウスの母が「どうぞ」と､松岡にお茶をあげた｡

松岡「ありがとうございます」

松岡はお茶を一口､飲んでから口を開いた｡

松岡「お前の家に来たのは､他でもない｡実は､シュミッヒ家のポケモンを奪った組織が分かったかもしれないんだ｡あくまで､推測だがな」

マリウス「それは…」

松岡「レーゲン地方にある､スナッチ団」

マリウス「じゃあ､スナッチ団を倒せば…」

松岡「だが､それは下級組織｡そいつらがポケモンを奪って､上級組織に届けているらしい｡それに､上級組織とは縁を切ったそうだ」

マリウス「そんな…」

松岡「それに､スナッチ団は全員､警察に逮捕されて壊滅したんだ」

マリウス「…」

松岡「後日､手紙を送っておく｡どうするかは､お前次第だ」

そう意味深なことを言って､松岡は帰っていった｡

マリウス『数日後に､副所長から手紙が来てポケモン総合研究所で手伝いをしてほしいって｡見事､出来たら報酬をあげるって｡シュミッヒ家も､復興してあげると約束してくれたんです』

引き受けることにしたマリウスは両親と別れて､イーブイとポニータを連れてレーゲン地方へと旅立った｡

これが､マリウスがシュミッヒ家を復興するため､シュミッヒ家のポケモンを取り返せるため､

決意の覚悟を決めた時だった｡

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