ポケモンF&M〜ダークポケモンをリライブせよ!〜 2

その頃… ページ37

ーシャドー本部アジトー

ここは､レーゲン地方のどこかにあるシャドーの本部アジト｡

シャドーのボスが外を眺めていると､秘書を務める女性・エクレアが「失礼します」と入ってきた｡

エクレアはクールで知的でボスへの忠誠心は高いが､ポーカーフェイスで冷淡な性格だ｡

エクレア「?様､3人の戦闘員がオアーゼシティに着いたという連絡が入りました」

ボスが「そうか」と､こちらを振り向く｡

エクレア「それと､クロッカス団の?様からお電話です」

ボス「あぁ､分かった」

そう言うと､テーブルにある電話の受話器を取った｡

ボス(シャドー)「?だ､久しぶりだな｡元気か?」

ボス(クロッカス)「あぁ｡お前も､元気そうで何よりだ」

シャドーとクロッカス団のボスは､昔馴染みらしい｡

ボス(シャドー)「例のダークポケモンは､無事に届いたか?」

ボス(クロッカス)「もちろんだ｡どのポケモンも､よく改造されている｡そのダークポケモンは､二人のしたっぱ団員に授けた」

ボス(シャドー)「そうか」

ボス(クロッカス)「タンジーとダチュラと言って､将来が期待される奴らだ｡しかし､どうもあいつらだけでは心配でな…」

ボス(シャドー)「それなら後日､我がシャドーのエリートレベルの戦闘員を二人､カランコエ地方に送る｡タンジーとダチュラという奴らに､手を組むように伝えてくれ」

ボス(クロッカス)「すまないな､?」

ボス(シャドー)「我々は昔からの付き合いではないか｡どうだ?今度､会って二人で酒でも飲もうではないか」

ボス(クロッカス)「ははは…そうだな」

ボス(シャドー)「では､また連絡する｡元気でな」

ボス(クロッカス)「お前もな｡また､いつか会おう」

シャドーのボスは電話を切った｡

ボス「エクレア｡エリートクラスの戦闘員2人に､カランコエ地方に行く支度をするように伝えてくれ」

エクレア「かしこまりました」

エクレアは頭を下げて､ボスの部屋を出た｡

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