ポケモンブレイブヒーローズ～カランコエ地方と6人の男～ 8 (ページ12)

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それは遡る事､数時間前｡

NEWSがアザミシティにいたその頃､二階堂はパートナーのリーフィアと一緒に､

トレニアシティ付近の道路をパトロールしていた｡

二階堂「ここも異常なし｡リーフィア､次の所に行くぞ」

二階堂のリーフィア「フィア!」

二階堂は辺りを見回して何も起きてないことを確認すると頷いて､リーフィアと一緒に道路を歩き出す｡

トレニアジムのジムリーダーで､くさタイプの使い手である二階堂は非常に負けず嫌いで､子供っぽい性格のイタズラ好きで､

トレニアジムの建物のエントランスに､バトルフィールドがある地下まで繋がっている落とし穴を作っており､

そこまでチャレンジャーを案内してあげているのだが､

知らないで訪れるチャレンジャーが多いため､苦情を言われることもしばしばある｡

昨日もチャレンジャーと仲間たち(ジャニーズWESTとSexyZone)が落とし穴に引っ掛かって､

地下まで案内させたものの､彼らに総ツッコミされたそうだ(ちなみに､落とし穴にはジムトレーナーの向井康二も巻き込まれている)｡

その一方で､入退院を繰り返す程､体が弱かったそうで同年代の友人がおらず､

心配した両親から､当時イーブイだったリーフィアをはじめとするくさタイプのポケモン達を貰い､

くさタイプのポケモンに囲まれた事で､元気になった経緯を持つ(二階堂曰く『くさタイプのポケモンには空気を浄化したり､病気や怪我を癒すポケモンがいたから)｡

これをキッカケにリーフィア達と共に､くさタイプのポケモンを極めるようになり､

後に､トレニアジムのジムリーダーに就任したのである｡

二階堂とリーフィアがパトロールを続けていると､看板を見つけた｡

『この先､迷いの森 (現在､封鎖中)』

二階堂「クロッカス団とシャドーのアジト(というより､テントがあっただけ)が､森の奥にあったなんて｡そりゃ､見つかるはずがないよな(-_-;)…」

リーフィア「リ～…」

二階堂「いつ､迷いの森の封鎖が外れるか分からないし｡だけど､気になるから行ってみるか｡行くぞ､リーフィア」

リーフィア「リ～!」

二階堂とリーフィアが歩き出し､迷いの森に向かっていたその時だった｡

女性「助けて～(＞_＜)!!」

二階堂「どうしました!?」

リーフィア「フィア!?」

そこへ､ギターを持った女性が逃げるように走ってきた｡

二階堂は女性に駆け寄り､何があったのか聞いた｡