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「Aっちも一緒に飲もーーよ」
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私はタバコの煙が漂う座敷のテーブルにドン！とタコワサビが盛られた器を置く。
「サユ、割り箸取って」
チサトちゃんがタバコをくわえたまま、サユちゃんに言う。
「ん」
サユちゃんがキラキラ綺麗に施されたネイルで割り箸を摘んだ。
A「･････････････」
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あれから。
智と別れたあの日から、私は一度も智に連絡を取らず。
智からもなんの連絡もこず。
当たり前だ。二度と会わない、と怒鳴って絶交宣言をしたのは私だ。だから、当たり前だ。
引越しが済み、実家の居酒屋で働き出した。
日中はお父さんにレシピを学んで、ノートに取る。
ノートに取っても自分で作ってみないと分からないことは山ほどある。
４人前くらいなら何でもパパっと作れる自負はあったけれど、お店に出す、沢山の量を作ることは
全然違うんだと改めて知った。
夜はお店に出る。
常連さんがほとんどの地域に根付いた居酒屋。
昔から私を知っているオッチャン達が、私の成長に(つーか老化に？)驚いてくれたり、
地元の友達が食べに来てくれたり････
小学校時代に一番人気があったオオシマくんの頭皮がかなり寂しいことになってることに驚いたり････
でも一番驚いたのは
「ういーーーーっす。Aっち」
と、高校時代の同級生。
私が大野智のクソ智伝説に巻き込まれた場面にいた、
サユちゃんとチサトちゃんが、仲良く二人で現れたことだった。
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A「･････Aっちって･･････そんなふうに私、呼ばれてたっけ？」
「いーじゃんいーじゃん、Aっち」
「うん。いーじゃんいーじゃん。あ、私達のこともサユっちとチサトっちって呼んでよ」
A「･･････そもそも二人、仲良かったっけ････？」
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サユちゃんが、いや、サユっちが、チサトっちを(ああもう、言いにくいな！)チラと見た。
「いや？全然」
「私も。死ね、ブス！って思ってたしね」
「いや、あんたそれ、私に直接言ったからね」
「そーだっけ？でもあんたも私に足デブって言ったからね」
二人はアハハ、と笑った。
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れもんたると(プロフ) - このクソさ加減と一途な感じ、たまんないです。智sideも見てみたい...笑 最高でした。 (2018年5月6日 2時) (
レス) id: 3e7fadf1c4 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - クソ智 最高でした。(言い方) こういう智だいすきなんですが、このお話の智がいちばんかっこよくてクソでかっこよくて、最高でした。オイシイ智をありがとうございました。(言い方←２回目) これからも瀬音さんを応援させていただきます！！ (2016年9月19日 18時) (レス) id: 9fafcdfc5a (このIDを非表示/違反報告)
なみかぜ(プロフ) - ビッチ智くんは初めて見たのでどんな感じか不安＆期待で読んでたんですけど…とっても良かったです！ (2016年1月5日 20時) (レス) id: 4e72527647 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - こんにちは！！みづきと申します！！オイシイオトコを読ませていただき、智くんの愛嬌や言葉にキュンキュンさせてもらい、ずっとニヤニヤしていました！笑これからも頑張ってください！！応援しています(^^) (2015年9月26日 1時) (レス) id: 7bba366ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - こんにちわ。ココといいます。瀬音さんのお話いくらか拝見しててんですが。もう感動です。感動というか文才！凄すぎる！テンポがよく読んでて笑えるのに、最後は感動やったり笑、私Mやないけどこの話もめっちゃおもろかったです！今から残りの作品読破して来ます笑 (2015年6月16日 20時) (レス) id: ee48ebbedd (このIDを非表示/違反報告)
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