ななじゅーさん ページ26
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「A、失礼しまさァ」
ん、という小さい返事を確認した後部屋に入る。
Aは刀を見つめ、背を向け座っていた。
「俺がここに来た理由、分かってるよな？
場合によっちゃ、アンタを斬らなきゃいけねェ。」
ギラリとした刀をAに向ける。
俺は土方なんかから話を聞くのではなく、Aの自分の言葉で話をして欲しかった。
Aは観念したようにため息をついた。
『…北野と住んでたのは事実だよ。まー、生きた心地なんて1ミリもしなかったけどね。』
Aが……北野と…？
「なんでそんなところに住んでなんか…」
『ほんとなんでだろうね。でも血が繋がってないのが唯一の救いかも。
あの頃の私にとって今の暮らしは非日常。布団で寝るなんて夢のまた夢だもの。
だから近藤さん達は…真選組は、私がどうなろうと守ってみせるよ。』
言葉が出なかった。
いや、かける言葉が見当たらないの方があってるかもしれない。
日頃のAからは想像すらできない話だったから。
だけど、Aは黒ではないと確信した。
俺は静かに刀を鞘に収めた。
「ならなんでアンタは…
Aは笑ってられるんだよ」
『なんでってそりゃあ…』
こちらに振り返り、悲しそうにまた笑った。
そして言葉が紡がれる。
『普通に過ごせる今が楽しいから！』
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Aの笑顔が心に突き刺さる。
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＿＿俺は無意識にAを抱きしめていた。
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千兎(プロフ) - まこさん» はじめまして！一目惚れだなんて...身に余る光栄ですっ！ありがとうございます(o^∀^o) (2016年1月18日 23時) (
レス) id: 840829cfb2 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - 千兎さん、はじめまして。私この作品が大好きです、一目惚れです。www更新頑張ってください、応援してます。 (2016年1月17日 19時) (レス) id: 1444eb722e (このIDを非表示/違反報告)
千兎(プロフ) - 御琴さん» ありがとうございます！ヽ(*´∀｀)ノ頑張りますね！ (2016年1月16日 23時) (レス) id: 840829cfb2 (このIDを非表示/違反報告)
御琴(プロフ) - 更新頑張ってください！応援してます！ (2016年1月16日 10時) (レス) id: 5652dbddc3 (このIDを非表示/違反報告)
千兎(プロフ) - 月影さん» ありがとうございます！そんな方がいたなんて...!!本当に嬉しい限りです！これからもよろしくお願いします^^* (2015年10月31日 5時) (レス) id: 840829cfb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千兎 | 作成日時：2015年10月30日 20時
