考え事 ページ17
まぁいくらこんな事を考えていても､
相手に話さなければ伝わらないし感情を募らせた所で意味は無い。
僕は知識を司る神やから、こうやって考え込んでしまう癖もあるし、直さなければならないと自覚もしている｡
友人にもお前は疲れやすそうな性格をしていると指摘された事もあったがこういう事だったのか。
今になって理解した途端にどっと疲れが押し寄せてきた。
あいつ、普段めちゃくちゃ阿呆そうな癖に
たまに良い事言うんだよなぁ。
久し振りに酒でも酌み交わしたいし、つまみでも食べながら夜通し語り合いたい。
まぁ、Aの事を放っておける訳もないから暫くは会えそうもないけれど。
「センラ､ねぇ、ちょっと､聞いてます？」
ふと袖を引っ張る感覚とAの声に戸惑う。
少々考え込みすぎた様だ。
「え、あー、何の話してた？」
「晩御飯の話です！センラが作るって言ってたけど疲れてるみたいだし私が作るよって言いに来たんですけど……」
「そんなん気にせんでええのに…その気遣いだけ貰っとくわ。ありがとな。」
ついつい自分より低い位置にあるAの頭を撫でてしまう。
「いえ、それよりも、私の頭撫でるの恥ずかしいからやめてくれません？」
なんかこれ思春期の娘を持つ父親の気分やわぁ。ちょっと切ない｡
「えー、なんでです？もしかして照れとるん？？」
「当たり前です、センラは自分の顔が良い事を理解してください……！あ、あとご飯楽しみにしてますから！」
そう言って逃げる様に部屋から出て行ったA｡
そこまで言われたら､まぁ本気出さん訳には行かないよなぁ｡センラ、頑張りますよ。
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来夏_raika(プロフ) - 心愛さん» コメントありがとうございます！更新頻度はかなりゆっくりめですが楽しんで頂ければ幸いです〜！これからもこの作品をどうぞ宜しくお願い致します；； (2018年12月5日 21時) (
レス) id: 4db2d60ea2 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます！ (2018年12月4日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raika | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seyu/
作成日時：2018年8月26日 23時
