【銀魂】甘党教師と秘密の関係を。5

141　[抉るように深く悲しく] ページ21

銀八side






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何日か過ぎ、卒業までもう明日に迫る。





俺の誕生日の時Aにキスして以来



Aとは目を合わせないようにした。



はじめは悲しいような表情をしていたAだけど



だんだんと慣れてきたのか普通になった。



そう、それが普通になっちまったのだ。



好きでこういう事をしてるわけじゃねぇ。



俺とAが傷付かないようにと考えた結果がこれだ



後悔はしてはいけない



後戻りは出来ないのだから。



振り返ってはいけない



それはただの無駄だから。






・






苦しい想いが消えると思ってた



愛しいAへの想いが消えると思ってた。



少しでも軽く



少しでも楽になるって……思ってた。



けど、それは間違いだった



更に俺にのしかかる苦しさ



抉るように深くなっていくAへの愛しさ。






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＿『好きだ。』






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・






この一言が俺とAを粉々にしそうで


教師と生徒という普通の関係を壊しそうで






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怖い。

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