34話 ページ36
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伊吹side
Aが化け物の相手とぶつかった初撃と同時に化け物の後ろ側へ走る
博多「兄弟置いてよかかよ！！？」
伊吹「大丈夫だ、俺も彼奴も弱くねぇし浄化系は彼奴の方が得意だしな....それより博多お前は息吸い込んどけよ」
博多「へ？」
伊吹「あの水の中潜るからな」
化け物の後ろには予想通り、深い池のような物ができている
伊吹「そら吸い込めっ！」
博多が息を吸い込んで目を瞑ったのを確認するとそのまま池の中へ飛び込んだ
中は濁った色一色
札を使ってようやく数歩先の距離だけ見える
伊吹(俺嫌いなんだよなぁ、こういう結界系.....
どうも相性が合わん)
深過ぎたらどうしようかと思ったが案外深くもない強いていうなら川の一致部分だけ深い場所みたいな
水底に足をつけて、霊力の認識範囲を広げれば
伊吹(1、23〜6、成る程.....あいつの勘が当たったな)
範囲内にある全ての刀を拾い
念の為バラけないように紐で結ぶ
伊吹 (刀はこれでよし....問題はこれが何処まで続いているかだな、A程遠くにはいかねーけど)
札を数十枚奥まで飛ばす
伊吹(ざっと深さも直径も3〜4ｍくらい、となると用済みの刀をこの刀剣男士用の術式を描いた水の中に落としたはいいが、ここに辿り着いた怨霊か、恨怨みが集まって具現化した奴が付喪神の霊力をギリギリまで吸取り巨大化、力を増して収集がつかなくなったって放置してたって感じか)
阿呆だねぇ
ま、謎は解けた早いとこあっちの加勢に行かなきゃな
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作者名：翠連華 | 作成日時：2022年7月12日 23時
