ブラック本丸取扱説明書求む (ページ28)

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26話ページ28

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乱「あっ、」

薬研「.....！」

厚「....っ！鯰尾兄なんでそいつらを連れて来たんだよ！」

噛み付くように叫ぶ厚を側にいた一期一振が静かに制する

一期「お前のことだ何か考えがあるのだろうね」

鯰尾「もちろん、このままじゃ弱った弟達が力尽きるだけ
それならここ丸ごと手入れしてもらったほうが得策かなって、俺達が元に戻れば何かあった時も対処しやすいでしょ？」

伊吹(今から空気ごと手入れしろって言っといて最後は用がなくなったら斬り捨てる宣言かぁ？上等じゃねぇか受けてたってやらぁ！)

A(あ、今絶対あの馬鹿スイッチ入ったな)

一期「それも１つか.....いいだろうお前の好きにしなさい」

意外だな....もっと抵抗するかと思ったけど

一期「ただし....其方の貴方は私の前に」

一期一振に手招きをされ大人しく彼の前に座ると
両手を後ろで拘束され、刀を首元に添える

加州・大和守「.....！」

乱「一兄っ....！」

首元からは血が流れ

一期「見たところ、ご兄妹のようだ。こちらも弟を差し出すのです、其方も差し出していただいて同等でしょう？」

なるほど
私は一期一振の言葉に微笑むと伊吹へ頷く

鯰尾「......！」

伊吹「.....いいだろう、こちらは何もするつもりはない
無事手入れが終われば返してもらうぞ」

おーい、敬語敬語抜けてるって

内心突っ込みまくりながら伊吹の手入れを見守る

薬研達は鯰尾の側へ

布団に寝ている骨喰から順に手入れを始める

伊吹「さて、最後はお前だけだがどうする？」

一期「.....腕は確かな様ですな、一期一振は刀を伊吹の前に
差し出す」

伊吹「物分かりが良くて助かるよ」

手入れが終わった後場の浄化も行い
一期一振に揃って叩き出された

「怒んないの」

伊吹「怒ってない」

「じゃぁ、その霊力押さえなさい」

伊吹「ちっ、」

「舌打ちしませーん」

加州「......」

大和守「......」

首にガーゼ貼って台所にいけば
燭台切に死ぬ程心配されたのは余談だ