6話(主・男) ページ10
光忠sideでお送りいたします。
主「ちょっと膝立ちしてみてよ」
唐突な主からのお願い、最初なにを言っているんだろうと耳を疑った。
燭「え、何?」
主「いいから〜膝立ち!」
主のことだ、何をするのかくらい察しがつく。どうせ後ろから抱きついたり正面に立って頭を撫でたりするのだろう。
燭「これでいいかい?」
主の言う通りに膝立ちになる。少し膝が痛い。
主「んー、そうそう」
主がふらふらと近づいてきてそのまま、僕の太ももに顔を埋めた。
少しの間思考が停止していた。主がなにをしているのか、ほんとに意味がわからなかった。
主「光忠の太もも〜!!!!!このまま殺してっ!!」
燭「あ、あるじ!?な、なにしてんの!!?」
手を大きく動かし暴れる。それでも主は離れようとしない。
主「光忠の太ももいいねー…」
燭「離れてくれないと夕飯抜きだよっ!!?」
つい言ってしまった。
主「え、光忠の太ももが夕飯くらいで手に入るの??全然嬉しい、まだ安い気がするけど」
もう主ダメだ……長谷部くんに治してもらわないと…
燭「い、いいから離れてよ!!もう僕に触らせないよ!!?」
僕はなにを言ってしまったのだろう、なんてことを言ってしまったんだろう。バカだと思った。そして後悔が押し寄せた。
主「ご、ごめんなさい(;_;)もう光忠に迷惑かけません。光忠の嫌なこと言いません。しません。光忠の半径2m以内に入らないから許して…(;_;)」
そう言うと主は襖の奥へと下がった。
僕達は刀剣なのに…ただの付喪神なのに…よくここまでやれるよね。本当に変わった人だ。
僕の為なんかに命を張ってしまう、馬鹿げた人だ。
主 |_;)
でも僕はこの主を少し愛おしいと思ってしまったのだ。不覚にも
燭「誰がそこまでやってって言ったの?ほら、こっちおいでって」
主「いや、光忠きっと嫌だから…だからそっち行けない」
燭「こっち来なさい!」
少し大きな声で言うとビクッとした後に弱々しい声で「はい…」と返事をした。
少しづつ、近づいてくる。少しづつ、怒らせないためなのか僕にはわからない。
主「な、なんでしょう…」
主は遠慮気味に座る。
燭「主ちょっと考えすぎだよ...僕が主にそんなことされて嬉しいと思ったの??」
主「光忠が嫌がることは嫌だから…光忠は大切だから…」
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稲籠 - 同田貫殿がいないよぅ寂しいよぅ((小説全部見ました!更新頑張ってください! (2016年8月15日 9時) (レス) id: 79374c9911 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - 夢紅@燭台切光忠厨さん» そう!!そうなんですよ!!!この世の可愛さ全て持ってる男が光忠何です…!カッコよくて気配りも出来てお母さんって言われたりするけど戦闘中の「参る!」とか「長船派の祖…」とか言葉遣いが固くなるのもう普通に好きですよ… (2016年8月7日 6時) (レス) id: 14882ffe03 (このIDを非表示/違反報告)
夢紅@燭台切光忠厨(プロフ) - 千尋さん» 光忠はこの世の万物より愛してますよ…くそかわでマジ天使…ああああ、語れないの辛いですよねっ! (2016年8月6日 22時) (レス) id: 3d188de523 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - んんんみっちゃん好き何ですか…!(歓喜)友達に好きな子がいなくて…みっちゃん可愛いのに… (2016年7月29日 13時) (レス) id: 14882ffe03 (このIDを非表示/違反報告)
扇理@ミルクティー愛してる(プロフ) - 来 晴雫丸さん» かっこよくあーんされちゃってください!!!!← (2015年12月31日 22時) (レス) id: 3d188de523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢紅ミルクティー愛してる | 作成日時:2015年9月21日 21時