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折「いやぁ、まさかホンマにするとは思わんかったなぁ。しかも僕の家で。」
土曜日がやってきた。
許さないからという言葉がきいたのか、
折原はバッチリ予定をあけていた。
『……逃げとか言われたくないしね。』
折「そーですね笑」
なにがそーですねだよ。
言ったのお前だっつーんだよ。
折「ちなみに、僕が今日間違えて予定入れてたりしてたら、どーしてたつもりだったんです?」
『……言葉にできないくらい残酷な姿にしてると思うけど?』
折「こわ………グロテスクやなぁ。」
とか言いつつ、余裕で笑っている折原。
折「うーん……なんで制服なん?」
私服が見たかったのか、
残念そうに聞いてくる折原。
『私が服を買って貰えるとおもう?』
折「…………ごめんなさい。」
『いや、別に謝ってもらわなくていいし。』
家庭の事なんてもう決まったことだし。
カワイイ私服も買ってもらえないとか、
酷い家庭だな……。
どうせ折原はそんなこと考えてるんだろう。
『………妹は、何着も何着も持ってる。けど、私にはひとつも買ってくれない。ひどい家庭でしょ?』
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作者名:愛理 | 作成日時:2018年9月24日 2時