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折「ニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ」
『気持ち悪いそのニヤケ顔どうにかしたら?』
折「Aちゃんも照れるっていう感情があるんやなー」
『…………………キモ』
折「小声でゆーても聞こえてますー」
『……………キモ』
折「でも僕思うんやけど、Aちゃん、僕とおうてから絶対感情豊かになっとるよね?」
『はぁ?別に……変わんないし。』
折「いーや、僕のおかげでちょっとは口を開いてくれるようになってます!!」
『"僕のおかげ"って……頼んでないし。』
折「まあまあそう言わんと。あ、それより、最近はどーですか?」
『なにが。』
折「いじめは落ち着いてますか?って意味ですよー。今日はこれ聞くためにここに来たんやし。」
最近のいじめは、というと………
ーーーーーーーー。
「ちょっと、アンタなんなの?」
『………なにが?』
ある日の昼休み、私は女子数人から呼び出しを
くらっていた。
校舎裏で言いたいことがあると。
問い詰められるということは分かりきっていた
けど、とりあえず行くことにした。
「なにが?じゃないわよっ!!折原くんになに近づいてるわけ?」
「そーよ。アンタみたいな汚い人間は折原みたいなアイドル的存在の人に近づいちゃいけないわけ!!」
「自分がどーゆー立場か自覚しなさいよね!?」
『はあ……』
本当はあっちから近づいてきてるんですけどね
なんて言えばまたいじめがヒートアップする
だろうから、黙って受け止めることにした。
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作者名:愛理 | 作成日時:2018年9月24日 2時