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「よかった。
じゃあ、行こっか?」



優しくふわっと微笑んだ彼方くんは、自然な感じで私の手をとった。



「かかか彼方くんっ!?」



アタフタする私にハッとしたように手を離して、バツが悪そうに顔を逸らす。



「ご、ごめん……」



「う、ううんっ……嬉しかった…」



ハッ!! 私はなんてこと言ってるの!?



自分で言ったことを理解して恥ずかしくなった……。









「え、マジで?

じゃあ、繋いでても大丈夫?」



「う、うんっ……」



じゃあ……と言いながら私の手をつなぐ彼方くん。



あぅ……やっぱり恥ずかしい……!



彼方くんの手、おっきくてゴツゴツしてる……。男の子ってみんなこんな手?



男の子と手つないだことないからわかんないや……。



でも、なんでいきなり手なんてつないできたのかな?



私からしてみれば、恥ずかしいけど嬉しい……。けど、彼方くんはどうなのかな。

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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年9月15日 16時

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