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「ねぇ、真冬くん」



「全員そろったので学級委員会を始めたいと思います。

  一之瀬くんと藍沢さんは前に出てきてください」



結奈のLINEいる?って聞こうと思ったのに……。



タイミング悪いなぁと思いつつ、前に出る。



「はい、これ見ながら進めてね」



先生が彼方くんに原稿用紙みたいなのを渡して、それを読み始める彼方くん。



「藍沢さんは黒板書いてね」



「あ、はい」


横で彼方くんが言ってることを、私なりに分かりやすく黒板に書いていく。



うぅ……やっぱりドキドキする……!



こんなに近いってどうなの!?


私の心臓ドキドキしすぎてもたないよ……?



全然暑くもないのに、顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。



「Aちゃん大丈夫?」



「……へっ?」



なんとかドキドキをおさめようとしてるのに、


彼方くんが私の名前を呼んだからマヌケな声が出てしまった。

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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年9月15日 16時

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