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いつまでもグチグチ言うのも相川くんに悪い気がして、私は名前で呼ぶことをオッケーした。
「こっちこそよろしく」
そのあと、人が集まってきて委員会は始まった。
「では、学級委員会を始めます。
まず、委員長と副委員長を決めたいと思います。
３年生は受験があるので２年生から決めたいと思います。
立候補はいませんか？」
先生がいうも、もともと好きではいる人なんていないだろう学級委員。
なのに、委員長に立候補するなんて人……いるのかな？
「いないなら推薦でもいいですよ、いませんか？」
やっぱりいない……。
「はーい!彼方さんを推薦しまーす」
そんな時、横にいた相川……じゃない、真冬くんが言った。
彼方さんって……一之瀬彼方くん！？
え、同じ委員会なの！？
私が探す間もなく、彼……一之瀬くんの声がした。
「え、俺……？
まふやりなよ。俺こういうの苦手だし……」
声の主はやっぱり一之瀬くん。まふっていうのはあだ名か何かかな?
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