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「秋川ってさぁ…」
「・・・・・」
若干呼び捨てにされるのが癪に障ったけど、折原君にさん付けされても何か違和感があったので黙っておいた。
折原君はその澄んだ瞳で私を見据え口を開く。
「思ってる事、すぐ顔に出てるんよねぇ」
一瞬、顔が引き攣った。
思わずヒクッてなった。
アンタもそれを言う!?
アンタも私を笑い者にしたい訳!?
前言撤回!!
コイツの瞳は全く澄んでなんかいなくて濁ってると思われる。
「そ…そう?」
ちょっと(てか、かなり)ムカついた私は平静を装ってみたけど、顔が引き攣っていたのか…
「あはははっ」
余計に笑われた。
あき…。
コイツ、見た目爽やかだけど中身はドス黒いよ。
こういう所、アイツを彷彿とさせるから余計にムカつく。
てか、だから何で先生の事っ!!?
なんて歯軋りしながら、数学の授業を受けた。
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