恋立方程式【まふまふ】 (ページ39)

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午後の授業を目前に控えた私達｡

あきが言っているのは午前にやった席替えの話らしい｡

でも､私の席ってむしろ特等席なんですけど？

気にする事なんて全くないんですけど？

あ｡でも､どうしたら眠くならないように出来るのかは気になる所だ…｡

｢よく考えたらさぁ、Aちゃんが席の事で気にする訳ないか～｣

よく考えなくたってそんな事わかるでしょうに…｡

私の席は窓際の一番後ろの席｡

いわゆる特等席って奴だ｡

あきとはちょっと離れちゃったけど､特等席には変わりない｡

｢いいなぁ～私も窓際の席がよかったぁ｣

あきは今の席に不満らしい｡

｢だって､教室のど真ん中だよ!?気が休まらない～｣

う～ん､ちょっとその気持ちわかるかもしれない｡

｢うん､私も嫌かも…｣

私は苦笑まじりで呟く｡

｢そういえばAちゃんの隣って折原君でしょ？いいなぁ～｣

え…？

｢誰？｣

｢え、Aちゃんっ!!折原君って言ったら爽やかイケメンで女の子達､超騒いでんじゃんっ!?｣

また､イケメン…？

何か､もう聞きたくない単語だな…｡

あきの話長くなりそうだし…｡

｢ふ～ん｣

だから､素っ気無く応えてみた｡

それなのに…