素直に ページ20
「ごめん、だから、俺…」
「先輩と話せなくなるなんて嫌です。
先輩が自分を責めるのは、嫌です」
一番嫌なのは、
先輩が悲しそうなこと。
いつも笑ってる先輩が、笑わないこと。
「Aちゃん…」
「同情するのは、いけないことなんですか?
私はその“同情”が、嬉しかった」
今思えば、この時私は何でこんなにすらすら
自分の気持ちを伝えられたんだろう。
「先輩がいなかったら、私は今もサッカーを見れませんでした。
お兄ちゃんの死と向き合えませんでした。
どうしてそんなに、自分ばっかり責めるんですか?」
謝らなきゃいけないのは、私だ。
いつも優しくしてくれるのに無愛想な態度ばっか取って、
勝手に好きになって、
玲子先輩に嫉妬したせいで先輩に気を使わせて、
今だって、
先輩にこんな悲しい表情をさせてる。
「もっと私に、怒ってくださいよ…」
止まったはずの涙が、また流れ始めて。
結局、先輩を困らせてる。
こんな自分が、一番、嫌。
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主人公ちゃんのキャラ設定が迷走しつつあります(^^;)
いつの間にこんな喋るようになったんでしょう…←
気になるかわかりませんが、気にしないで頂けると嬉しいです(・∀・`)
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作者名:まな | 作成日時:2012年8月24日 16時